IPAが「情報セキュリティ白書2012」、注目分野はスマホ、自動車、クラウド
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、情報セキュリティに関する出来事や状況をまとめた報告書「情報セキュリティ白書2012」を発売した。価格は1429円(税別)。
情報セキュリティ白書は、IPAが毎年発行している報告書。企業のシステム開発者や運用者に対して、情報セキュリティの現状や今後の対策に役立つ情報を提供するとともに、一般利用者にも情報セキュリティの概観や身近な話題を提供することを目的としている。
「情報セキュリティ白書2012」の構成は、序章で2011年度の情報セキュリティ分野で起きた注目すべき10の出来事を概説。次に、国内外の情報セキュリティインシデントの状況、攻撃手口や脆弱性の動向、これらに対する企業や政府の対策状況を述べている。
さらに、情報セキュリティを支える政策や制度の動向として、国内外の情報セキュリティ政策や関連法の整備状況、国際標準化動向、組織の情報セキュリティ対策状況についても概説する。
また、今年度の注目するテーマとしては、スマートフォンや自動車、クラウドコンピューティングなどにおける情報セキュリティや、内部者の不正行為の課題についても解説する。
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(増田 覚)
2012/6/1 16:00
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