キヤノンITS、法人向けライセンス製品「ESET Endpoint」をバージョンアップ


 キヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は23日、法人向け統合セキュリティソフト「ESET Endpoint Security」「ESET Endpoint アンチウイルス」の新版を9月3日より販売開始すると発表した。

 ESET Endpoint Security/ESET Endpoint アンチウイルスは、スロバキアESETが開発しているクライアントPC/サーバー用セキュリティソフトの法人向けライセンス製品。高いウイルス検出率と軽快な動作が特徴のコンシューマ向け製品「ESET NOD32アンチウイルス」のテクノロジーをベースにしており、さまざまな脅威からクライアントPC/サーバーを保護できるという。

 今回の新版では、サーバー運用に最適化した安定性の高いセキュリティ対策を実現する「ESET File Security for Microsoft Windows Server」を新たに提供する。このツールでは、OSやインストールされているアプリケーションを認識し、自動的にウイルス検査の除外対象を設定するサーバー保護機能などが利用可能だ。

 また、システム管理者向けのクライアント管理ツール「ESET Remote Administrator」が「同 V5.0」にバージョンアップ。Webブラウザ画面でクライアントの情報を管理するダッシュボード機能を搭載し、ユーザビリティが向上しているほか、ネットワーク負荷軽減に有用なタスクのランダム実行など、運用管理業務の効率化に役立つ新機能が搭載されている。

 このほか、ESET Endpoint Security/ESET Endpoint アンチウイルスに含まれるクライアントプログラム「ESET NOD32アンチウイルス(Mac OS用)」では、新バージョンのMac OS X 10.8(Mountain Lion)を新たにサポートしている。

 なおESET Endpoint SecurityとESET Endpoint アンチウイルスの違いは、不正侵入対策や迷惑メール対策が可能なWindows向けクライアントプログラム「ESET Endpoint Security(Windowsクライアント用)」が利用できるかどうかで、それ以外に違いはない。

 価格はボリュームディスカウントが設定されているためライセンス数によって変わるが、例として、ESET Endpoint Securityの6~24ライセンスの場合、1ライセンスあたりの新規価格が5360円(税別)、次年度以降の更新価格が3752円(税別)。ESET Endpoint アンチウイルスの6~24ライセンスの場合は、新規価格が3710円(税別)、次年度以降の更新価格が2597円(税別)。また教育機関向け、官公庁向けの割引価格も用意されている。


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(石井 一志)

2012/8/23 16:30