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Flash Playerのセキュリティアップデート公開、3件の脆弱性を修正

 米Adobe Systemsは11日、Flash Playerの複数の脆弱性を修正するセキュリティアップデートを公開した。

 最新版では、計3件の脆弱性を修正。脆弱性が悪用された場合、特別に細工されたコンテンツをブラウザーで閲覧した際などに、Flash Playerが不正終了させられたり、任意のコードを実行させられる可能性がある。

 公開された最新版のバージョン番号は、Windows版が11.5.502.135、Mac版が11.5.502.136、Linux版が11.2.202.258、Android 4.x版が11.1.115.34、Android 3.x/2.x版が11.1.111.29。これ以前のバージョンを利用している場合、脆弱性の影響を受ける可能性があるため、Adobeでは最新バージョンへのアップデートを推奨している。

 また、Internet Explorer 10(IE10)とGoogle Chromeには、標準でFlash Playerが同梱されているため、IE10についてはWindows Updateで、Google Chromeについては最新版でそれぞれFlash Playerのアップデートが提供される。

 Adobe AIRについても、同様の脆弱性を修正した最新版(Windows版はバージョン3.5.880、Mac版はバージョン3.5.0.890)を公開している。

(三柳 英樹)