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なでしこに感動、原発再稼働に怒り、2012年のツイートを「感情」で分析
(2012/12/19 12:54)
ニールセン株式会社は19日、Twitter上で盛り上がった話題を感情ごとにまとめたレポートを発表した。同社のソーシャルメディア分析サービス「Nielsen BuzzMetrics」の1月から11月までのデータを用いたもの。
それによれば、「感動」という言葉の書き込み数が最も多かったのは、8月のロンドン五輪で女子サッカーなでしこジャパンが銀メダルを獲得した話題。五輪に関しては卓球女子のメダル獲得や競泳、閉会式も書かれており、年間で最も「感動」があった話題だったという。
「感動」に関するツイートではこのほか、3月にお笑い芸人の鉄拳が振り子をテーマに描いたパラパラ漫画、5月の金環日食、11月の「ディズニーリゾートでの結婚式で出されたデザートに感動」といった話題が盛り上がりを見せたという。
「喜怒哀楽」に関するツイートでは、「喜」や「楽」といったポジティブな感情では成人式やバレンタインデー、夏休みなどの季節の話題が盛り上がった。一方、「怒」は大飯原発の再稼働、「哀(悲)」は上野動物園のパンダの赤ちゃん死去の書き込みが多かった。「喜怒哀楽」に関するツイートの割合では「喜」が43%、「楽」が41%、「怒」が7%、「哀」が9%だった。
ニールセンの今田智仁シニアアナリストは、ポジティブな感情は自分の日常の話題について語る傾向が強いのに対して、ネガティブな感情はニュースや世間の大きな話題に対して自分の意見を語る傾向があると指摘している。