ヤフーが新サービス「textream」を公開、「Yahoo!掲示板」を刷新

　Yahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社は21日、新たな掲示板サービス「textream（テキストリーム）」を公開した。既存の「Yahoo!掲示板」に代わる新たなサービスで、21日からはYahoo!掲示板とtextreamとの書き込み内容の同期を開始。2013年初旬には、Yahoo!掲示板からtextreamにサービスを移行する。

textreamのトップ画面

　textreamは、ユーザー自身が自由にスレッドを登録し、同じ話題を基に不特定多数でのコミュニケーションを楽しめるサービス。ニックネームや写真などのプロフィール情報を登録して「人格を持った匿名」として活動できる点が特徴としている。

　他のユーザーのコメントに対しては良い・悪いの評価ができ、良い評価のコメントは通常よりも大きく、悪い評価のコメントは小さく表示。他のユーザーをお気に入りとして登録する機能なども備える。

　スマートフォンでの利用を重視し、シンプルなデザインとアイコンのインターフェイスを採用。スマートフォン用アプリの公開も予定しており、自分のコメントに他のユーザーがコメントした際や、登録したスレッドに新しい情報が入ったとき、お気に入りのユーザーがコメントした際などにプッシュ通知する機能を提供する。

　今後は、ユーザーが設定したテーマでユーザーが実況を行う「ユーザー実況」や、Yahoo! JAPANが運営する「オフィシャル実況」などのコンテンツを追加予定。オフィシャル実況は、ニュース速報や株式情報、スポーツの試合経過情報などリアルタイムに更新される公式情報を基にユーザー間でコミュニケーションができ、2013年1月中旬から海外サッカースレッドを公開する予定。

　このほか、コメント投稿時に選択肢から「感情」を投稿したり、各スレッドに「賛成」「反対」などの意見を投票できる仕組みにより、ユーザーが各スレッドに対してどう感じているかを可視化する機能や、画像投稿、動画エンベッド機能の追加を予定している。