Twitter、リアルタイム検索向上のため急上昇ワードの人力評価エンジンを構築

　Twitterは8日、ツイートのリアルタイム検索を向上させるために、Amazonの人力仲介サービス「Amazon Mechanical Turk」を利用した人力評価エンジンを構築したと発表した。

　Twitterでは、2011年の米大統領選挙においてロムニー候補の発言から「Big Bird」という検索クエリーが急増した例を挙げ、こうした突然のイベントにおける検索クエリーが何を意味するかを知るためにはコンテキストを理解する必要があると説明。また、こうした検索クエリーの急増は数時間に限られるため、早急に検索クエリーの意味をシステムに理解させなければならないとしている。

　こうしたことから、TwitterではAmazon Mechanical Turkを利用した人力評価エンジンを構築。Twitterのリアルタイム処理用システム「Storm」で検索クエリーを監視し、急増している検索クエリーについて、Amazon Mechanical Turkに分析を依頼する。

　依頼は、検索クエリーがどのようなカテゴリーに属しているか、人やイベントに関連しているか、関連する情報や写真などを質問するもので、Twitterではこれらの回答を情報としてシステムに反映する。また、Twitterではこれらの情報を関連するツイートや広告の提供にも役立てるとしている。