ニュース
「ニコニコ超会議2」で新幹線200系・E1系公開買付を開催、ゲストにドアラも
(2013/1/16 13:59)
株式会社ドワンゴと株式会社ニワンゴは15日、4月27日~28日に幕張メッセで開催するイベント「ニコニコ超会議2」の発表会を開催した。
東京・六本木のニコファーレで行われた発表会の冒頭には、ドワンゴの本社を移転することが発表された。ドワンゴの本社は劇場「明治座」が入る浜町センタービルにあるが、7月に銀座の「歌舞伎座タワー」に移転する。歌舞伎座タワーは、現在建て替え中の歌舞伎座の後方に建設されるオフィスビルで、2月に竣工予定。
本社移転の案内として流された映像には、ドワンゴの川上量生会長、夏野剛取締役ら役員が歌舞伎役者のメイクで登場し「口上」を述べた。ドワンゴは2012年12月に新社長として荒木隆司氏が就任しており、ニコニコ超会議2では「新社長襲名披露」を行う予定だという。
「ニコニコ超会議2」は、ニコニコ動画の様々なカテゴリーを網羅するユーザー主体の巨大イベント。昨年4月に開催された「ニコニコ超会議」には、2日間でのべ9万2384人が来場した。
前回の発表会では、任天堂株式会社がイベントの特別協賛となるほか、計24社の協賛・出展企業が発表されたが、さらに株式会社フジテレビジョン、秋葉工房、株式会社インターネット、ODOROOM、キャラモード(ハクバ写真産業株式会社)、TamStar Records、ドミノ・ピザ、株式会社トランス、ドリームクリエイター(テレビ東京株式会社)、ピットクルー株式会社、株式会社ピンクカンパニー、1st PLACE 株式会社/IA PROJECTの12社が協賛・出展企業に加わり、合計36社となったことを発表。また、経済産業省に加えて総務省も後援となることが発表された。
イベントの特別ゲストとしては、前回も会場に登場したアルパカ、ビリー・ヘリントン氏に加え、中日ドラゴンズのマスコット「ドアラ」が参加することを発表。具体的に何をするかは未定とのことだが、発表会のステージにも登場したドアラは筆談で「きたいして」と抱負を述べた。
会場の中央には、巨大な「ニコニコタワー(仮)」を設置することを発表。前回のイベントでは、ネット中継視聴者のコメントを会場内にも表示していたが、あまり目立たなかったという反省を踏まえ、今回は会場中央の「ニコニコタワー」上部に設置する4面のスクリーンで、コメントや会場内で何が行われているのかを表示していくという。
会場内のブースや行われる企画については、「超のど自慢ステージ from 歌ってみた」「超踊ってみた」「超演奏してみた」「超ユーザー生放送」などの概要を発表。ボーカロイド関連では、ヤマハがボーカロイド10周年を記念して作ったワゴン車「VOCALO wagon」を会場内に持ち込み、最新ソフトが体験できるコーナーなどを予定しているほか、関連企業が出展する「ボカロ企業横丁」も会場内に設置される。
鉄道関連の企画では、前回と同様に大阪から上野に向かう貸切列車「ニコニコ超会議号」を向谷実氏のプロデュースにより運行することを発表。また、前回も行った「公開解体買い付けショー」は、今回はJR東日本の協力により200系とE1系新幹線の2台について、部品の公開買い付けを会場と車両基地を中継で結んで実施。JR九州、小田急電鉄、京阪電鉄、東京メトロなど鉄道各社がブースを出展する「鉄道縁日」を実施することなどを発表した。
会場内に設置するフードコートは、前回は予想以上の来客があったことから、メニュー数を1.5倍に、準備数も増やすことを発表。協賛企業のローソンとのコラボ企画としては、Lチキを使った創作レシピとLチキのパッケージイラストを募集する「Lチキコンテスト」を実施し、優秀作は実際に会場内でも販売する。
このほか、「世界コスプレサミット」のニコニコ代表選考会を会場で開催することや、会場内の一部を150人収容の「超多目的スペース」としてユーザーに時間貸しする企画など、数多くの企画を発表。15日にはニコニコ超会議の公式サイトもリニューアルし、各ブースの最新情報をメールマガジンで受け取れるようにした。