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新生活のネット環境「固定」から「モバイル」へ移行、イード調べ

 株式会社イードは13日、新生活のインターネット環境に関する意識調査の結果を発表した。調査は2月1日から5日まで、2013年春以降に新生活を始める予定の男女500人を対象に実施したもの。

 それによれば、新生活にあたって見直したいものでは「インターネット接続会社」が47.0%でトップ。2位は「固定電話会社」で28.4%、3位は「CS放送・CATV等の有料放送」で25.8%、4位は「新聞社」で24.6%、5位は「携帯電話会社」で20.0%だった。

 現状のインターネット利用形態は、「固定回線のみ」が54.0%、「モバイルデータ通信のみ」が12.4%だった。今後利用したいインターネット回線では、モバイルデータ通信の利用意向が24.6%と、固定回線の19.2%と比べて高かった。イードでは「固定回線からモバイルデータ通信への消費者の移行が進んでいることが明らか」としている。

現在利用中のインターネット回線と今後の利用意向

モバイルデータ通信はテザリングよりWi-Fiルーターが人気

 モバイルデータ通信を利用したいと答えた167人を対象に利用方法を尋ねたところ、モバイルWi-Fiルーターが57.5%と最も多く、以下はモバイルWi-Fiルーターとテザリングの両方が29.3%、テザリングが13.2%の順となった。

 モバイルWi-Fiルーターとテザリングのみの利用比較では44.3ポイントの差がつき、イードでは「モバイルWi-Fiルーターが主流であることが明らかになった」としている。モバイルWi-Fiルーターを選んだ人の理由では、バッテリーの持続時間を重視する人が多かった。

今後使いたいモバイルデータ通信は「WiMAX」「EMOBILE LTE」の順

 今後使いたいモバイルデータ通信サービスでは、「WiMAX」が50.0%でトップ。2位は「EMOBILE LTE」で27.3%、3位は「Softbank ULTRA WiFi 4G」で16.0%、4位は「NTTドコモ Xi」で13.3%だった。

 各社が提供する「サービスを利用したい理由」を見ると、WiMAXとEMOBILE LTEは「月額料金の安さ」の評価が高く、Xiは「高速通信エリアの広さ」、ULTRA WiFi 4G は「通信速度の速さ」が多かった。WiMAXは「速度制限がない」ことも高く評価されていた。

(増田 覚)