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新社会人がライバルに差をつけるPC活用術とは、津田大介さんが学生に指南

 PCメーカーや周辺機器メーカー、コンテンツプロバイダー、量販店などが参加する「ウィンドウズデジタルライフスタイルコンソーシアム(WDLC)」は21日、「Hello. New PC.」と題して、Windows 8を中心とした「PC使いこなし術」を発信するキャンペーンを開始した。

 東京・秋葉原で同日、ジャーナリストの津田大介さんを講師に迎え、今年4月に社会人となる学生に向けたPC講座が行われた。特別ゲストとして、新社会人と同世代のタレント・南明奈さんが応援に駆けつけた。

津田大介さん(左から2番目)と南明奈さん(左から3番目)

Facebookはホームパーティー、Twitterは立食パーティー、用途に応じた使い分けを

 「最初からデジタルツールオタクになる必要はないが、モバイルやクラウドを使いこなすだけで仕事の効率が大きく変わる」と語る津田さん。社外の人脈を広げるのにも役立つというSNSの活用術としては、用途に合わせてサービスを使い分けるのが重要とアドバイスした。

 「Facebookは気の置けない友人や仕事仲間とつながるホームパーティー、Twitterは知らない人に話しかける立食パーティーのような場所。自分の世界を広げるにはTwitter、そこで知り合った人とプライベートなやりとりをするのがFacebook、といった使い分けをしてみては。」

 Twitterに関しては「友だちと芸能人だけフォローしていても楽しくないし、フォロー数が20〜30人程度では情報が流れてこなくて面白くない」と言い、興味のあるキーワードで検索して面白そうな人を最低100人フォローすることを勧めた。「面白い発言があれば知り合いじゃなくても話しかけてみるとコミュニケーションが加速していく」。

OneNoteは「埋もれた名アプリ」

 クラウド活用術としては、日ごろ浮かんだアイデアを忘れないように記憶するために、Microsoftのノート作成ソフト「OneNote」を愛用しているという津田さん。PCやスマートフォンでノートを閲覧できるだけでなく、画像からテキストを抽出する機能があり、「気になる新聞記事をスマホで撮影するだけでクリッピングできる」などと称賛した。「埋もれている名アプリなので、新社会人のみなさんに使ってもらいたい」。

 津田さんは「ビジネスで使えるツール&アプリ」として、OneNoteをお勧めしたほか、仕事仲間とメルマガ原稿を共有しているという「Dropbox」、クラウドで名刺を管理するウェブサービス「Eight」、グループチャットの履歴が残るのが便利という「Skype」、大事なデータを保存しているという「SkyDrive」の5サービスを勧めた。

 「仕事だけでなく恋愛でもクラウドは使えませんか?」という学生からの質問には、「クラウドではありませんが、悩んでいる女の子に対して、その悩みをさっとググってURLと3行程度のアドバイスを送ることで、『URLモテ』というのがあるらしい」とコメント。南明奈さんも「真剣に相談に乗ってくれるのはキュンとする」と太鼓判を押す一幕もあった。

 Hello. New PC.キャンペーンの特設サイトでは、津田さんの「使えるパソコン術」を順次公開するとともに、質問に応えるだけでユーザーのPCのニックネームとキャラクターを診断できるFacebookアプリを公開している

(増田 覚)