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フリービットの中国合弁会社、チャイナテレコムのIPv6プロジェクトを受託

 フリービット株式会社は21日、中国aigoとの合弁会社である北京筋斗雲科技(Smart Cloud)が、フリービットの中国における提携企業BIIとの連携により、チャイナテレコムグループのIPv6プロジェクト「IPv6次世代インテリジェントネットワークアーキテクチャーの研究」を受託したと発表した。

 フリービットでは、中国の国家発展改革委員会が2012年2月に公布した「次世代のネットワーク技術の開発、産業化および商用化プロジェクトの実施に関する通知」において、今後10年間でIPv6化を推進するロードマップが示されており、2012年6月には「継続的成長可能な次世代インテリジェントネットワークの構築プロジェクト」にチャイナテレコムグループが認定されたと説明。こうした国策を背景に、当該プロジェクトの5項目において運用実績とプロダクト開発力が評価されたSmart Cloudが、チャイナテレコムグループのIPv6プロジェクトのパートナーに認定されたBIIと連携し、プロジェクトの一部を受託することになったという。

 Smart Cloudでは、開発したスマートクラウドサービスプラットフォーム(SCSP)をベースに、クラウドフォトフレームやクラウドプレイヤーなど、クラウドサーバーとアプリケーションの開発・検証を行なっていく。SCSPと連携した次世代インテリジェントネットワークアーキテクチャーを利用すると、従来の同様のアプリケーションと比較して優れた通信速度を体感できるとしている。

(三柳 英樹)