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マークにも影響与えた〜「LEAN IN」執筆のFacebookサンドバーグCOOが来日
(2013/7/2 15:49)
自身の半生をもとに女性の働き方を綴った著書「LEAN IN(リーン・イン)」の日本語版発売を記念して、著者である米Facebook最高執行責任者(COO)のシェリル・サンドバーグ氏が来日。2日に会見し、著書を紹介するとともに、「5年間隣のデスクで働いている」というCEOのマーク・ザッカーバーグ氏とのエピソードを語った。
サンドバーグ氏は冒頭、世界が経済成長を続けるには女性の社会進出が不可欠とコメント。自著では、「女性はこうあるべきという固定観念をなくすこと」「母親になっても働きやすい企業体質に変えること」「男性の家事参加を増やすこと」などに取り組むべきだと伝えているという。
著書の帯に「とりわけ男性に読んでもらいたい」とコメントを寄せたFacebookのマーク・ザッカーバーグCEOについては、「5年間、隣に座って仕事をしているが、ここに書いてあることはシェリルが普段から言っていること。でも、本で読んでみると、女性とともに働くのがいかに大切かがわかる」と称賛されたことを明かした。
ザッカーバーグ氏とデスクを並べてから半年後に、「君は人に好かれようと気にしすぎている。みんなに好かれようとしていたら世界なんて変えられない」と言われたエピソードも披露。それ以来、自分の意識が変わり、ザッカーバーグ氏との出会いがなければ「LEAN IN」を執筆していなかったと振り返った。
ザッカーバーグ氏の意識に何か影響を与えたかと聞かれたサンドバーグ氏は、「性別の問題は対話をしなければいけないという点については、マークも私も意識が変わった」と回答。実際にFacebookでは、本社や東京だけでなく世界中のオフィスでオープンな対話が行われていると話した。