ニュース

mixi、コミュニティでの個人間売買を支援する「mixiマイ取引」

 株式会社ミクシィは11日、SNS「mixi」において、個人間の売買をサポートするサービス「mixiマイ取引」の提供を開始した。スマートフォン向けの公式アプリ、スマートフォンのブラウザー版となるmixi Touch、PCから利用できる。

 商品の写真や希望価格、説明文などを登録するとURLが生成され、このURLをコミュニティに投稿することで自動的に商品情報が表示される。商品に関する問い合わせや、取引交渉に使える専用の連絡ツールを用意し、売り手と買い手のコミュニケーションを支援する。

 決済面では、購入者からの代金をミクシィが預かり、売り手から買い手への商品発送が完了してから、代金を売り手に支払う「mixiあんしん支払い」を利用する。これにより、金銭のやりとりに関するトラブルを防げるという。

 出品や成約時など売り手にかかる手数料は無料。商品代金の銀行口座への振込手数料は105円。入金額が500円未満の場合は次回に繰り越しとなる。買い手はmixiあんしん支払いの手数料として、1000円未満は一律42円、1000円以上は4.2%を支払う。

 ミクシィによれば、mixiは2004年のサービス開始当初より、コミュニティを利用したユーザー同士の売買が多く行われていたという。2012年に実施したユーザー調査では、6割近くのユーザーがコミュニティでの売買経験があると回答し、「売買が簡単にできる仕組みがあれば使ってみたい」という声は7割を超えたという。ミクシィはその後、ユーザーインタビューを重ね、一部のコミュニティで試験提供を行っていた。

コミュニティで投稿したイメージ
マイ取引専用連絡ツール利用イメージ

(増田 覚)