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「Apache OpenOffice 4.0」公開、新しいサイドバーを追加
(2013/7/24 18:23)
Apache Software Foundation(ASF)は24日、オープンソースのオフィススイート製品の最新版「Apache OpenOffice 4.0」を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がサイトから無料でダウンロードできる。
Apache OpenOfficeは、2000年からオープンソースで開発されてきた「OpenOffice.org」の後継となるオフィススイート。OpenOffice.orgは米Sun Microsystemsの支援を得て開発されてきたが、2010年にOracleがSunを買収したことを受け、2011年6月にOracleはOpenOffice.orgのプロジェクトをASFに寄贈。ASFではソフトの名称をApache OpenOfficeに変更し、開発を続けてきた。
Apache OpenOffice 4.0では、OpenOffice.orgの派生版としてIBMが開発してきた「Lotus Symphony」の機能を統合し、各種プロパティの変更などが行える新しいサイドバーパネルを追加した。
このほか、Microsoft Officeとの互換性向上や、印刷プレビュー機能の改善、ギャラリーのテーマ追加、パフォーマンスの向上などが図られている。
OpenOffice.orgの後継ソフトとしてはApache OpenOfficeのほか、OpenOffice.orgコミュニティの中心メンバーが2010年9月に独立組織のThe Document Foundationを設立し、OpenOffice.orgから派生した「LibreOffice」を開発・公開している。