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NEC、ニュースリーダーアプリ「My Time Line」無料公開、Windows 8.1対応

 NECパーソナルコンピュータ株式会社は7日、Windowsストアアプリ「My Time Line」を公開した。Windows 8.1に対応したニュースリーダーアプリで、Windowsストアから無料でダウンロードできる。

 「注目度分析エンジン」と「興味分析エンジン」という2つのフィルタリングエンジンにより、世の中で話題になっているニュースであるというだけでなく、ユーザー自身の興味も踏まえた上で記事を取捨して届けてくれるのが特徴。

「My Time Line」トップ画面。左端に表示されているカテゴリー“リボン”や各記事タイルに表示されているカテゴリー別の帯の色は初期状態では青だが、ユーザーが「興味あり」と判定されたカテゴリーは紫~赤へと変わっていく。これにより、自身がよく読むカテゴリー/記事かどうかが直感的に分かる

 注目度分析エンジンでは、Impress Watchを含むネットメディアや新聞社など25社65サイトの記事の中から、Twitterで話題になっている記事(リツイート数に基づく)をサーバー側で1日2000~3000フィード取得。それらを54種類のカテゴリーに分けた上でアプリに配信する。各記事は写真とともにWindows 8アプリのタイル状のインターフェイスで表示される。

 加えて、興味分析エンジンによって、ユーザーの行動(記事を見た/見なかったなど)から興味のあるカテゴリーを学習・推定し、よく読むカテゴリーの記事をトップ画面を優先して表示するなど、自動的にパーソナライズしてくれる。また、配信されるニュースの中でいらないカテゴリーがあれば、ユーザーが非表示に設定することも可能だ。

配信記事のコンテンツプロバイダー
NECパーソナルコンピュータ株式会社商品企画本部長の山下敏嗣氏(左)、同じくMy Time Line企画担当の岩本義樹氏(右)

 My Time Lineは、NECが10月中旬より販売している個人向けPCシリーズ「LaVie」「VALUESTAR」の2013年秋冬モデルにおいてプリインストールされていたアプリだ。今回、バージョン「2」にアップデートするとともに、Windowsストアでも広く公開し、他社製PCのユーザーでも利用できるようにした。「Windows 8アプリはまだまだ活性化する必要がある。My Time Lineを提供することで活性化していきたい」(商品企画本部長の山下敏嗣氏)という。

 アップデートでは、記事提供メディアが従来の17社53サイトから拡大したほか、Facebookアカウントを設定することで記事に対する「いいね!」やコメント投稿が行える機能などを追加した。

「My Time Line」投入の背景
「My Time Line」の提供価値
「My Time Line」のコンセプト
「注目度分析エンジン」と「興味分析エンジン」
「興味分析エンジン」によるカテゴリー色の変化
非表示カテゴリーの設定画面

(永沢 茂)