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米Microsoft、3Dモデル作成アプリ「3D Builder」をWindowsストアで無料公開

 米Microsoftは15日、3Dモデル作成アプリ「3D Builder」を公開した。現在、英語版が米国Windowsストアにて無料で公開されている。

 アプリを利用するためにはWindows 8.1と、接続可能な3Dプリンターが必要となる。

 Windows 8.1はOSとして3Dプリンターをサポートしているため、ドライバーが用意されていれば、3Dプリンターを接続するだけでプラグアンドプレイにより使用可能となっている。

 今回公開された3D Builderを使えば、出力用オブジェクトの3Dモデルを簡単に作成できる。シンプルなユーザーインターフェイスの中で、3Dモデルの部品を拡大、回転、接合しながら、目的とするモデルを作成できるという。必ずしも独自の3Dモデルを作らなくてもよい。さまざまな3Dモデルフォーマットに対応しているため、ネット上に公開されている3Dモデルのデータをダウンロードしてアプリで読み込み、Windows 8.1に接続された3Dプリンターで出力できる。

 Microsoftによれば、今年の米国ホリデーシーズン、12月には3Dプリンターメーカーである3D Systems、MakerBot、TierTimeの3社がWindows 8.1をサポートするとしている。

 また、Microsoft直営店でも米MakerBot製3Dプリンター「MakerBot Replicator 2 Desktop 3D Printer」を2199ドルで販売している。直営小売店Microsoft Storeでは、発表された「3D Builder」アプリと「MakerBot Replicator 2」によるデモを実施しており、Microsoftの力の入れようがわかる。

3Dモデル作成アプリ「3D Builder」
「3D Builder」にはオブジェクトのカタログがあり、ツリーのオーナメントやおもちゃを作成できる
3Dプリンターも直営店で販売。「3D Builder」で作成したデータの出力までをサポートする形だ

(青木 大我 taiga@scientist.com)