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Ustreamの「アドフリープラス」が機能強化、上位プランには解析ツールも

 Ustream Asia株式会社は28日、ライブ映像配信サービス「Ustream」において、月額制高機能プラン「アドフリープラス」向けに新機能を追加した。過去番組のMP4トランスコード、アクセス解析ツールなど8種類あり、契約プランに応じて利用できる機能が異なる。最も安価な「シンプル」プランは月額9800円。

 従来のアドフリープラスでは、映像配信時にUstream上の広告を非表示にできるだけでなく、「拡張バナー」「プレーヤー埋め込み制限」など6種類の拡張機能を提供していた。28日からは、さらに8つの新機能が加わる。

 アドフリープラスの3種類の料金プランのうち、全プランで利用できる新機能は「簡易HTML」「自動録画」「無制限パスワード配信」「MP4トランスコード」「自動マルチビットレート」の5種類。これらにより、チャンネル情報覧に画像やリンクを付加したり、FLV非対応端末(スマートフォンなど)向けの過去番組配信ができるようになる。また、ユーザー側の環境に応じた自動ビットレート調整も行われる。

 月額9万8000円の「スタンダード」プランでは、「シェアボタン削除」「解析ツール」の機能が追加。また月額19万8000円の「フルパッケージ」プランでは、「埋め込み拡張」を含めた8機能すべてが利用できる。

 なお、各プランとも、ユーザーの延べ視聴時間が一定を超えた場合は超過料金が発生する。一例として、「シンプル」プランでは100時間を超えた場合に1時間あたり30円の料金が発生する。

 また、アドフリープラスの改訂に伴い、無料ユーザー向けに提供されている「パスワード付き配信」の同時接続数が最大10人に変更される。実施時期は2014年1月上旬の予定。

(森田 秀一)