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災害用音声お届サービス、1月29日から6事業者で相互利用を開始

 電気通信事業者協会(TCA)とNTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、ウィルコムの6社は、「災害用音声お届サービス」の相互利用を1月29日より開始する。

 「災害用音声お届サービス」の相互利用は、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイルの間で、2013年4月より提供されている。総務省が主催した検討会では、早期に6社で相互利用をすることが望ましいと提言され、新たにイー・アクセス、ウィルコムを加えた携帯・PHS事業者6社間で、「災害用音声お届サービス」の相互利用を開始することになった。これにより、音声メッセージを届けたい相手が利用する携帯電話事業者に関係なく、同サービスを利用できるようになった。

 「災害用音声お届サービス」は、災害用伝言板サービスなどと同じく、震度6弱以上の地震や、大規模な災害が発生した際に提供される安否確認サービス。音声通話ではなくパケット通信を利用して音声メッセージを届けることで、音声通話が混み合っている状況でも音声メッセージで安否確認が行える。最大30秒の音声メッセージが登録されると、メッセージを届けたい相手にSMSで通知され、通知を受け取ったユーザーはデータの受信を選択すれば、音声メッセージを再生できる。

 なお、毎月1日と15日、防災週間の8月30日~9月5日、防災とボランティア週間の1月15日~21日、正月三が日の1月1日~3日には、「災害用音声お届サービス」の体験サービスが提供されている。

(太田 亮三)