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インプレスR&D、「インターネット白書2013-2014」を電子書籍と印刷書籍で発売

 株式会社インプレスR&Dは31日、「インターネット白書2013-2014」を発刊した。価格は、電子書籍版が1800円、印刷書籍版が2800円(いずれも税別)。電子書籍版フォーマットはEPUB3/Kindle Format8。印刷書籍版はB5版モノクロ・本文266ページ。

 電子書籍はAmazon Kindleストア、楽天koboイーブックストア、Apple iBookstore、インプレスR&D libura PROの各ストアで、印刷書籍はAmazon.co.jpと三省堂書店のオンデマンド印刷で販売する。

インターネット白書2013-2014

 「インターネット白書」は、インターネット黎明期の1996年に初めて発行し、今年で18回目を迎える、ビジネス・社会・技術など多様な観点からインターネットの現状を報告する年鑑。最新刊では、一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)のもとリニューアルを図り、これまでの半額以下の価格で電子版と印刷版を提供する。

 白書の今年の副題は「すべてがつながる未来へ」。これからのインターネットを占う新潮流を35人の識者が解説するとともに、様々な機関が発表している約100点の統計資料を再編して掲載する。

 技術面では、モノのインターネットが発展するIoT(Internet of Things)/M2Mや、ウェアラブルコンピューティング、SDNやNFVといった新しいネットワークアーキテクチャー、2014年に最終勧告が予定されているHTML5などについて解説。通信事業者の動向では、グローバルメガキャリアのLTE戦略やモバイルトラフィックの現状などを解説する。

 ビジネス面では、ゲーム・音楽・電子書籍などのデジタルコンテンツビジネスがどのように業界を変えているかという考察や、クラウドソーシング、クラウドファンディングといった新たなインターネット活用ビジネスについても解説。社会動向では、政府の新情報通信技術戦略や、ネット選挙解禁の意味、自治体などのオープンデータの取り組み、オンライン教育、パーソナルデータ検討の動き、インターネットガバナンスなどについて解説する。

(三柳 英樹)