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スマホでの電子書籍利用者が2000万人超え、マンガアプリも台頭
(2014/2/27 14:15)
ニールセン株式会社は、スマートフォン視聴率情報サービス「Mobile NetView」の1月度データをもとに、電子書籍の利用動向についての調査・分析を行った。同月に、スマートフォンで電子書籍を購入・閲覧したユーザー数は2075.4万人で、スマートフォン利用者の55%に達することがわかった。
スマートフォンでの電子書籍利用者は着実に伸びており、2013年5月調査の1403.3万人(利用率49%)から8カ月で約670万人増加した。
また、マンガアプリの利用者は570.4万人で、利用時間は1人あたり月間52分。一方、マンガを除いた電子書籍サービス利用者は1960万人で、利用時間は1人あたり月間27分。マンガアプリの利用時間が長くなる傾向が出ている。
利用者50万人以上のマンガアプリランキングでは、1位が「全巻無料!ろくでなしBLUES」で約208.6万人。2位が「マンガボックス」の179.7万人、3位が「comico」の95.8万人、4位が「ジャンプLIVE」で57.6万人。
このうち、マンガボックスは月間の利用回数が8.9回、1人あたり利用時間55分で、他のマンガアプリと比較しても約3倍の利用率だった。
ニールセンのアナリストは、タブレットと比較して画面の小さいスマートフォンでも電子書籍の利用者数が堅調に増加している点に注目すべきと説明。その上で「マンガアプリは長時間利用されており、今後のスマートフォンからの書籍利用の中心的コンテンツとなる可能性がある」との見解も示している。