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日本気象協会、都道府県別のPM2.5濃度予測を提供開始

 一般財団法人日本気象協会は24日、PC/スマートフォン/タブレット向けにウェブで提供している「PM2.5予測情報」において、都道府県別のPM2.5予測情報の提供を開始した。12時間先までの3時間ごとの濃度予測と、翌日・翌々日の日別の濃度予測を5段階で表示する。

 PM2.5予測情報は1日1回、8時ごろに情報を更新する。このほか、3日先までの3時間ごとのPM2.5濃度予測を地図上に示した「PM2.5予測分布図」も2月より提供している。

PM2.5予測情報(PC画面)

 日本気象協会では、独自の気象予測モデル「SYNFOS」と、米国環境保護庁が中心となって開発を進めている化学輸送モデル「CMAQ」を組み合わせ、東アジアにおけるPM2.5の傾向を予測するシステムを運用。これに日本を含む東アジアの大気汚染物質排出量の推計データを入力してPM2.5がどのように推移するかを解析し、3日先までのPM2.5の傾向を予測しているという。

PM2.5予測情報(スマートフォン画面)

(永沢 茂)