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tenki.jp、PM2.5の飛散予測を開始、3時間ごと/3日先まで

 一般財団法人日本気象協会(JWA)は22日より、大気汚染の要因の1つとされる微粒子「PM2.5」の飛散予測を、気象・災害情報ポータルサイト「tenki.jp」を通じて配信開始した。PCおよびスマートフォンから閲覧できる。

「PM2.5分布予測」PC版。時間ごとの飛散傾向をアニメーションで確認可能
スマートフォンからも閲覧できる

 PM2.5(Particulate Matter 2.5)は、2.5μm以下の微小粒子物質の総称。髪の毛の太さの30分の1程度というサイズのため、人間が吸い込むと肺の奥深くに侵入しやすく、呼吸器や循環器に悪影響を与える可能性がある。排ガスや塗料の揮発性ガスなどの人工発生源に加え、土壌や海洋から発生する自然由来のPM2.5もあるという

 tennki.jpでは、独自の気象予測モデルや外部研究機関による公開データなどをもとに、当日から3日先までのPM2.5飛散予測を発表していく。予測単位は3時間ごと。予測対象地域は日本全域だが、北海道の一部については現在準備中。

(森田 秀一)