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MapFan+、ナビ走行中のピンチ操作を排除、交差点近づくと地図を自動的に拡大

 インクリメントP株式会社は7日、iOS向け地図アプリ「MapFan+」をバージョン「1.3」にアップデートした。ナビゲーション機能を強化し、「交差点オートズーム」機能を追加した。ナビゲーションに従って走行中に、交差点などが近づいてくると地図を段階的に自動で拡大表示する。

 一般道では交差点などの300m、200m、100m手前で、高速道では1km、600m、300m手前で地図を段階的に拡大し、どのレーンを走行すればいいのかなどを分かりやすくした。拡大率は違和感のないように調整しており、iPhoneとiPad/iPad miniの縦画面・横画面でそれぞれ最適化も行っているという。

 従来は、ナビゲーション中に一般道と高速道で縮尺を切り替える「オートスケール」機能はあったが、交差点やインターチェンジ付近で地図を拡大表示したい場合は、同乗者がピンチ操作などして地図を拡大する煩わしさがあった。

一般道のナビ画面(拡大前)
200m手前での拡大表示
100m手前での拡大表示
高速道のナビ画面(拡大前)
1km手前での拡大表示
600m手前での拡大表示
300m手前での拡大表示

 今回のアップデートではこのほか、画面を一定時間操作しないとメニューバーを自動的に非表示にし、地図を全画面に広々と表示することが可能になった。また、コンパスアイコンのシングルタップでノースアップ(北が上)表示に切り替えるよう操作方法を変更している。従来はダブルタップでノースアップ表示だったため、分かりにくいとの声が寄せられていたという。

通常表示
地図の全画面表示

 MapFan+は、オンラインでの地図表示やルート検索/ナビゲーションなどの基本機能は無料で利用可能。これに加えてアプリ内課金の有料オプションにより、地図データのダウンロードによるオフライン表示や、渋滞情報、駐車場満空情報、ガソリン価格情報などを利用できるようになる。

 今回、有料オプションの最安プランである1カ月プランを500円から400円に値下げした。そのほかの90日900円、180日1800円、365日3000円プランは変更ない(価格はいずれも税込)。

(永沢 茂)