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Microsoft、Outlook.comとOneDriveの暗号化を強化
(2014/7/2 16:06)
米Microsoftは1日、ユーザーのデータ保護の取り組みとして、Outlook.comとOneDriveの暗号化を強化すると発表した。
Microsoftでは、米国政府が大手データセンターの通信を傍受しているという報道を受け、2013年12月にユーザーデータ保護の取り組みを強化すると発表。Microsoft AzureやOffice 365などのサービスで既に暗号化を強化しており、Outlook.comとOneDriveについても対応を進めた。
Outlook.comについては、受信メールと送信メールともに、TLSによる暗号化をサポート。相手先のメールプロバイダーがTLSに対応していれば、メールは暗号化されたまま送信されるため、より強固に保護されるとしている。また、TLSに加えて、暗号解読を困難にするPFS(Perfect Forward Secrecy)もサポートした。
OneDriveについても、PFSをサポート。ウェブサイトからのアクセス、モバイルアプリ、クライアント間の同期などの通信において、暗号解読をより困難にした。
また、Microsoftでは米本社に透明性センター(Transparency Center)を開設。主要製品のソースコードを参加国政府が参照し、バックドアなどが含まれないことを確認できるようにする。2014年1月にはブリュッセルに透明性センターを開設することを発表しており、今後他の地域にも開設を検討しているという。