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詐欺サイトも法人を標的に、中国野菜の販売を仲介するB2B詐欺サイト見つかる

 中国野菜の販売を仲介するB2B詐欺サイトを検知したとして、BBソフトサービス株式会社が11日、注意を呼び掛けた。「犯罪者は個人を対象とした詐欺サイトだけではなく、1回の取引金額が大きい法人ビジネス分野にもターゲットを広げてきているのではないか」とみている。

 悪意あるサイトを検出するサービス「Internet SagiWall」の検知データに基づいた7月度のレポートで公表したもの。それによると、このB2B詐欺サイトは、中国産の野菜や果物の販売を仲介する業者を装い、日本国内の業者向けに会員登録や注文をさせようとするものだという。

 「法人だけでなく個人向けにも販売ページが用意されるなど、サイト構造が複雑で、日本語の表現もしっかりしており、一見まともな業者のように見えます。しかし、不用意に会員登録などを行うと、登録情報の搾取や、注文しても商品が届かないなどの金銭被害に遭う危険性があります。」(BBソフトサービス)

中国産野菜・果物販売の仲介業者を装う詐欺サイト(BBソフトサービスのプレスリリースより)

(永沢 茂)