ニュース

「Google Chrome 37」公開、Windows版はフォント描画を強化、64ビット版も

 Googleは26日、ウェブブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるバージョン37.0.2062.94を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がGoogleのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーには自動的にアップデートが適用される。

 Google Chrome 37では、Windows版のフォント表示を強化。テキスト描画APIの「DirectWrite」を採用したことで、滑らかなフォント表示が可能となった。

 また、Windows版では64ビット版も安定版となり、ダウンロード時に64ビット版を選択できるようになった。現時点では、英語版のダウンロードページから64ビット版がダウンロードできる。64ビット版は、グラフィックやメディア再生などでの性能向上や、セキュリティ面でも向上が図られているが、32ビット版NPAPIプラグインがサポートされないという問題もあるという。

 また、セキュリティ面では、計50件の脆弱性を修正。このうち、複数のバグを組み合わせることで、サンドボックス外でのリモートコード実行を引き起こす脆弱性は、危険度が4段階で最も高い“Critical”とされており、報告者には3万ドルの賞金が贈られている。

(三柳 英樹)