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はてなとイー・ガーディアン、「不適切コンテンツ判定フィルター」を共同開発

 株式会社はてなは、イー・ガーディアン株式会社と共同で、UGC(User Generated Contents、ブログや掲示板などユーザーが作成するコンテンツ)を展開するメディア向けの、不適切コンテンツ判定フィルターを開発したと発表した。主にUGCを持つメディア企業を対象に、27日から販売を開始した。

 開発した不適切コンテンツ判定フィルターは、「はてなブログ」「はてなブックマーク」などを運営するはてなが培ってきたテキスト解析・機械学習の仕組みを基に開発した、オンライン広告プラットフォーム向けのアドベリフィケーション機能「BrandSafe はてな」と、イー・ガーディアンが東京大学と開発した自動画像検出システム「ROKA SOLUTION」を組み合わせたもの。自社サイトに掲載されたコンテンツの中から、テキストと画像を高精度に判定し、不適切なコンテンツを迅速に検出する。

BrandSafe はてな×ROKA SOLUTION フィルタリングシステムの仕組み

 これまでUGCを持つメディアは、コンテンツ連動型のオンライン広告で収益を得ることができる一方で、掲載ポリシーに反したコンテンツが掲載されることで、予期せず広告掲載を停止されるリスクがあったと説明。今回の不適切コンテンツ判定フィルターを導入することで、スピーディかつ高精度に不適切なコンテンツを検知することができ、コンテンツ連動型広告の掲載が停止され収益が低減するリスクを回避できるとしている。

(三柳 英樹)