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テンダ、ビジネス向けのクラウドグループチャット「Gring」

LINEライクなインターフェイスでビジネス向け機能を利用可能

 株式会社テンダは18日、ビジネス向けのクラウド型グループチャットサービス「Gring(グリン)」を同日より提供開始すると発表した。

 「Gring」は、コンシューマ向けで普及している「LINE」のようなインターフェイスを利用し、迅速かつ確実なコミュニケーションを可能にするグループチャットサービス。PC(ウェブブラウザー)、iOS/Android(アプリ)といったマルチプラットフォームに対応しており、モバイル環境とあわせて利用できる。

 メッセージは指定した受信者・グループに送信でき、PCの画面上で更新を通知したり、スマートフォンに送る際に受信者のスマートフォンの音を鳴らしたり、一定時間見ていない未読メッセージをメール通知したり、といったプッシュ型の通知機能も備えた。もちろん、通知機能はオフにすることもできる。

 また、送られてきたメッセージに“あとで返信”のマークを付けると、返信リストへ自動的にクリップする機能を搭載しているので、返信漏れを防止できるとのこと。なお、会話などのデータはクラウド上で管理されているため、PCとスマートデバイスを併用する場合でもメッセージや返信リストなどの内容は完全に同期されるほか、1つのIDとパスワードですべての端末へログインすることも可能だ。

 さらに、文字によるメッセージのやり取りだけでなく、スタンプも用意されており、「お疲れさま」「了解しました」「メールしました」など、200種類のスタンプを利用できる。

 管理者向けには、ユーザーの氏名、所属部署、アドレスなどを管理する「ユーザーマスター管理」「請求書の発行」「Gringの支払決済」といった機能を用意。社外の人とのコミュニケーションを考慮し、1チャットグループにつき、10名まで社外の人を招待することもできる。さらに、利用者の「ログイン数」「発言数」「利用時間帯」など、Gringの活用状況を把握・分析するための機能も搭載したとのこと。

 このほか、ToDo管理機能、メッセージやToDo、添付ファイルを含めた横断検索機能、ユーザーマスターのインポート/エクスポート機能なども利用可能。ログデータの保存期間に制限はない。

 Gringの動作環境は、PCの推奨ブラウザーがChrome、Firefox、Internet Explorer 10/11とMac Safari 7、スマートデバイスのアプリは、iOS 7以降、Android 4.1以降。

 料金は1ユーザーにつき月額248円(税別)。最低25ユーザーから利用できる。契約期間は1カ月から。テンダでは、今後1年間で7万ライセンスの販売を目指している。

(石井 一志)