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「セブン銀行」「新生銀行」をかたるフィッシング詐欺メールに注意

 「セブン銀行」と「新生銀行」をかたるフィッシングメールが出回っているとして、フィッシング対策協議会が注意を呼び掛けている。21日時点で、誘導先の偽サイトはまだ稼働中のため、アカウント情報を入力してしまわないよう注意が必要だ。

 確認されているフィッシングメールは、件名が「【セブン銀行】本人認証サービス」または「【新生銀行】メールアドレスの確認」、本文はいずれも「最近、利用者の個人情報が一部のネットショップサーバーに不正取得され、利用者の個人情報漏洩事件が起こりました」といった書き出しで、アカウントの確認が必要だとして偽サイトに誘導するもの。

 また、いずれのメールも本文の末尾には「――Copyright(C)2015 The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ,Ltd.All rights reserved――」と、異なる銀行のコピーライト表記が付いている。

セブン銀行をかたるフィッシングメール
新生銀行をかたるフィッシングメール

 誘導先の偽サイトは、セブン銀行や新生銀行のサイトを装ったデザインだが、実際のサイトとは異なるドメイン名で開設されており、ログオンIDやパスワード、口座番号、暗証番号などを入力させるようになっている。

 フィッシング対策協議会では、該当サイトの閉鎖のための調査をJPCERT/CCに依頼中だとして、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあるため、引き続き注意してほしいとしている。

セブン銀行の偽サイト
新生銀行の偽サイト

(三柳 英樹)