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次は5月6日の「みずがめ座η流星群」中継……今年の主な流星群の予定
(2015/4/24 20:50)
昨日4月23日の朝に極大(ピーク)を向かえた「4月こと座流星群」。前日の22日深夜から23日未明にかけてが観測チャンスだということで、夜空を見上げたり、ネットでのライブ中継をご覧になった方も多いと思う。流星群は今や、天文ファンだけでなくインターネットユーザーにとって定番のイベント/コンテンツになった。
日食・月食なども含め、こうした天文現象が広く注目を集めるようになったのは、ニコニコ動画やUstreamなどで比較的簡単にネット中継が行えるようになったことが背景にあるという。流星群のライブ中継でおなじみの株式会社ウェザーニューズによると、天文台の関係者などでも中継を行えるようになったことで、その一部の盛り上がりがニュースサイトなどで積極的に取り上げられ、一般の人の関心を得るようなったと説明する。
「天文現象は、その時、空が見えているところであれば、離れていても同時に同じものを観測できるものが多い。離れている人や知らない人とでも感想や感動を共有しやすい」(ウェザーニューズ)。その共有手段として、TwitterなどのSNSが果たした役割も大きいという。「みんなで盛り上がった体験で、さらにこの流れが加速していくと思われる」。
ウェザーニューズでは今年も引き続き、流星群のライブ中継を実施していく。次は5月6日の「みずがめ座η(イータ)流星群」で、ニュージーランドからの中継だという。以降、8月の「ペルセウス座流星群」、10月の「オリオン座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と続く。一方、定番だった11月の「しし座流星群」は今年の中継予定はない。また、昨年はしし座との“ダブル流星群”として盛り上がった「おうし座流星群」については未定だとしている。
- 5月6日 23時~ 「みずがめ座η流星群」
- 8月13日 22時~ 「ペルセウス座流星群」
- 10月21日 22時~ 「オリオン座流星群」
- 12月14日 22時~ 「ふたご座流星群」
なお、出現が期待される流星群はこのほかにもあり、国立天文台のウェブサイトにある「主な流星群の一覧」ページには、14の主な流星群について出現時期と一般的な極大日(年によって数日ずれがあり、数十日ずれる年もあるという)、予想される1時間あたりの流星の個数などがまとめられている。