ニュース

Amazon.co.jp、和書を2割引で販売、出版社6社が協力、110タイトルについて定価からの割引販売を認める

 アマゾンジャパン株式会社(Amazon.co.jp)は26日、和書としては初めての割引セール「夏の読書推進お買得キャンペーン」を開始した。期間は7月31日まで。出版社6社(ダイヤモンド社、インプレス、廣済堂、主婦の友社、サンクチュアリ出版、翔泳社)の110タイトルを定価から20%割引で販売する。

「夏の読書推進お買得キャンペーン」

 対象書籍は、累計販売270万分を超えた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」など。一部、ムック本も含まれる。

 和書は通常、再販売価格維持制度にて定価販売を行っているが、今回、出版社6社の協力により、期間限定で割引販売を行える許可をAmazon.co.jpが得るかたちで実現した。対象タイトルは出版社側が選定。期間は出版社ごとに異なるため、キャンペーン終了後も一部のタイトルは割引販売が延長されるものもあるという。

 対象出版社の拡大は今のところ未定としているが、まずは今回の6社とキャンペーンを行い、出版社側と協力しながら拡大したいとしているほか、同様のキャンペーンは今後も行いたいとしている。なお、今回の対象タイトルを一般書店でも割引販売するかについては、出版社次第だとしている。

 キャンペーン期間中は、和書の割引販売のほかに、プリントオンデマンド書籍を50%値引きするほか、洋書値引き均一セール、最大20%ポイント還元キャンペーンなどを展開する。

(山川 晶之)