LINE、悪口が飛び交う空気を変え、いじめトラブルを防止するスタンプ募集開始

　LINE株式会社は13日、青少年のネット上でのトラブル防止の一環として、「悪口などのトラブルを防止するLINEの“おたすけスタンプ”」の制作を行うことを発表した。スタンプ案の募集は国内の小学生、中学生および高校生を対象に「NHKいじめを考えるキャンペーン」ウェブサイトで12月31日まで募集。

　LINEグループ内などでいじめやトラブルに繋がりそうな発言があった際に、悪意のある発言の連鎖を止めたり、仲裁に入りやすくするための利用を想定したもの。採用されたスタンプは臨床心理学や教育学などの学術専門家のアドバイスを取り入れ、プロのイラストレーターによって加工されたのち、2016年春頃に無料配布する予定。

スタンプで仲裁しやすい空気を作る

　今回の取り組みは、NHK Eテレで放送された「いじめをノックアウトスペシャル第6弾　ボクたちは、あきらめない。」にて、「LINEのトーク上での悪口を防ぐために、やりとりを見ている人たちができることは何か？」をテーマに討論を行ったところ、中学生・高校生の生徒より「LINEのスタンプで場をなごませ、悪口が飛び交う“空気”を変える」というアイデアが出たことが発端。NHK協力のもとスタンプ制作を実施するに至った。