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日本HPがレーザープリンター/複合機3機種、「ランタイム侵入検知」などセキュリティ機能強化
(2015/10/15 15:42)
株式会社日本HPは15日、レーザープリンター3機種を販売開始した。A4モノクロ対応の「HP LaserJet Enterprise M506dn」が9万8000円(税別)、A4モノクロ複合機の「HP LaserJet Enterprise MFP M527dn」が25万8000円(税別)、A4カラー複合機の「HP LaserJet Enterprise Color MFP M577dn」が31万8000円(税別)。
3機種ともセキュリティ機能を強化。BIOS攻撃の検知と自動リカバリー可能な「HP Sure Start機能」のほか、安全性が証明されたファームウェアのみプリンターに読み込み実行できる「Whitelisting機能」を搭載。また、端末の内蔵メモリを標的にした悪意のある攻撃を監視する「ランタイム侵入検知機能」を搭載する。同技術は、米Red Balloon Securityと共同で開発した。
これらのセキュリティ機能は、「HPページワイドテクノロジー」を搭載した今後の「HP OfficeJet Enterprise Xシリーズ」に標準装備されるほか、2015年4月以降に販売された「HP LaserJet Enterprise プリンター」でも、ファームウェアアップデートにより対応可能。また、2011年以降に発売した「HP LaserJet Enterpriseプリンター」の一部機種、「HP OfficeJet Enterprise Xシリーズ」において、「HP FutureSmartファームウェアサービスパック」の適用で、「Whitelisting機能」「ランタイム侵入検知機能」が追加可能。
プリンター機能では、スリープ状態から1枚目の出力までのスピード、両面印刷のスピードを向上。また、「HP Jetdirect 3000w NFC/Wireless Direct Accessory」を追加することで、モバイルデバイスからのプリントにも対応可能。トナーには、印刷スピードや印刷枚数を向上させる新開発のトナーカートリッジ「JetIntelligence」を搭載する。
各プリンターの特色は下記の通り。
- M506dn:従来機種(HP LaserJet Enterprise P3015)と比較して、設置スペースを約20%削減し、両面印刷速度を70%向上。
- M527dn:シングルパス方式の印刷と両面スキャンに対応。8インチカラータッチスクリーンを搭載。スリープ状態から1枚目の出力までの速度を従来機種から最大14%向上している。
- M577dn:シングルパス方式の印刷と両面スキャンに対応し、8インチカラータッチスクリーンやオプションのキーボードによる操作が可能。両面印刷の速度は、従来機種と比較して最大40%向上している。