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AndroidとQTSのデュアルOSを搭載したQNAP製「Turbo NAS」新製品、テックウインドが2モデル販売開始

 テックウインド株式会社は11日、台湾QNAP Systems製の「Turbo NAS」シリーズで初となる、Android 4.4.4と独自OS「QTS 4.2」のデュアルOSを搭載するNAS製品の販売を開始した。店頭予想実売価格(税込)は、1ベイモデル「TAS-168」が4万2800円、2ベイモデル「TAS-268」が5万7800円。

「NAS-168」
「NAS-268」

 高解像度画像・動画などの大容量データを保存するNASやマルチメディアファイルを再生するメディアプレーヤーとしての機能のほか、Androidアプリの追加により、ゲームやSNS、メッセンジャーアプリなどを扱えるデバイスとして利用できるとしている。

 Android側からはQNAP独自アプリの「QFile」「Qvideo」などにより、ローカルアドレス宛でNASのデータ領域にアクセス可能。これにより、PCやスマートフォンからNASに保存された動画・画像ファイルを簡単にHDMIポートから出力できるとしている。また、ハードウェアデコードによりHDMIポートからは4Kコンテンツを出力できる。

 「myQNAPcloud」によるリモートアクセス機能のほか、複数のデバイス間でデータを同期する「Qsync」機能、クラウドサービスへバックアップする機能も搭載。また、ストレージ領域はAndroid側と共有されているため、AndroidでダウンロードしたコンテンツをQTSで管理することも可能。

 両モデルともARM 1.1GHzデュアルコアプロセッサおよびDDR3 2GBのメモリを搭載。連続読み込み速度は約100MB/s。ストレージはTAS-168が2TBの3.5インチSATA HDD×1を搭載。TAS-268は2TBの3.5インチSATA HDD×2を搭載するが、RAID1(ミラーリング)構成のため、実際に利用可能な容量は2TBになる。インターフェイスは、ギガビットイーサネットポート×1、USB 2.0ポート×4、USB 3.0ポート×1、HDMIポート×1。

 本体サイズはTAS-168が187.7×60×125mm(高さ×幅×奥行)で、重さは0.56kg。TAS-268が187.7×90×125mm(高さ×幅×奥行)で、重さは0.7kg。

(磯谷 智仁)