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二日酔いをIoT技術で抑止、東芝がFlashAir対応アルコール検知デバイス「TISPY」のクラウドファンディングを開始
(2016/3/25 15:03)
株式会社東芝は25日、アルコール検知デバイス「TISPY」の製品化に向けて、クラウドファンディングサイト「Makuake」での受注を開始した。目標金額の150万円を達成した場合、実際に製造され、9月をめどに発送する予定。9800円(税込)のコースに申し込めば、TISPYと8GB版FlashAirのセットが入手できる。早割や複数台注文の特典もあり。
TISPYは、呼気を吹きかけてアルコール濃度を測定。これを蓄積し、さらに「飲酒後に二日酔いになったか」などを入力することで個人差を学習し、飲酒ペースなどを具体的にアドバイスしてくれる。なお、製品の企画を東芝が行い、設計・製造・販売は株式会社スタッフが担当する。
TISPY本体には1.3インチ有機ELディスプレイ、LED、ブザーなどを内蔵しており、計測値などを直接確認できる。本体サイズは70×70×18mm(キャップ部分を除く)、重量が約100g。単4乾電池2本で動作する。
また、SDメモリカードのスロットにFlashAirを装着することにより、IoT的な機能が利用可能。具体的には、保存した計測データなどをスマートフォンから無線LAN経由で閲覧できる。FlashAirではない一般的なSDカードを装着した場合は無線LAN連携不可。
なお、TISPYは自動車などの運転の可否の判断には使用できない。製品としての有効性評価試験には、「アルコール体質試験パッチ」を開発・販売するライフケア技研株式会社が協力している。
クラウドファンディング募集状況は、目標金額150万円に対して記事執筆時点(3月25日14時30分ごろ)の達成率が約30%。募集期間は残り96日間となっている。