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何もない空間に緑色のレーザー光で3D図形を描き出す、空中投影式の小型ディスプレイ

 世界初をうたう空中投影式のディスプレイがKickstarterに登場し、順調に資金を集めている。ホログラフィック式のディスプレイはさまざまな企業が開発を行っているが、「Holovect」と名付けられた今回の製品は、霧などを満たした空間にレーザーで描画するタイプの投影式ディスプレイとは異なり、なにもない空間に緑色のレーザー光を照射し、空中にさまざまな3Dの図形を描けるという触れ込み。実は1年前にも同じくKickstarterで出資を募り、その際は不成立だったのだが、今回の映像を見る限りではきちんと空中に図形が投影されており、かつ空中でそれらをつついて動かしたりと、単に投影するだけにはとどまらないインタラクティブな仕掛けもある模様。そのクオリティこそ何十年も前のSF映画に出てくるレベルの線画であり、既存のディスプレイを置き換えられる品ではないが、今後が楽しみな製品だ。