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Wantedly社によるDMCA申請で渦中のブログエントリ、Googleの検索結果に復活

  • tks24

2017年8月30日 06:00

　ここのところネットを騒がせていたWantedly社によるDMCA（デジタルミレニアム著作権法）の問題。その発端となり、いったんはGoogleの検索結果から見えなくなっていたブログエントリが、このたび検索結果に再表示されるようになった。

　これはWantedly社が自社にまつわるブログエントリを検索結果から外すよう、DMCAに基づきGoogleに申請を行い受理されたというもの。同社は当該エントリに同社CEOの顔写真が無断掲載されていたことが理由と主張しているが、同エントリが同社に批判的な内容だったことからDMCA制度を悪用してエントリの抹消を図ったのではと見る人が多く、ネット上では同社の行為を非難する記事やエントリで埋め尽くされ、同社が釈明に追われる事態になったというもの。発端となったブログはGoogleの検索結果から消えたのち、著作権違反と指摘された写真を削除するなどの対応を取っていたが、このたびGoogleの検索結果で元通り表示されるようになったことが確認された。復活した理由については不明だが、一連のWantedly社の行為を非難する記事やエントリはそのまま残ってしまっており、俗に言う「消すと増えるよ」の典型的事案となった格好だ。ちなみにDMCAにまつわる現状および問題点の多くは、以前、DYM社による同様の問題の際にも注目を集めた辻正浩氏のブログにて詳しく紹介されているので、本件を詳しく知りたい人は一読されたい。