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過去数十年分を網羅、北朝鮮ミサイル実験の詳細が分かるデータベースを米NTIが公開中

 29日の朝に日本を揺るがせた、北朝鮮によるミサイル実験。そんな北朝鮮のこれまでのミサイル実験の詳細が分かるデータベースが、ネット上で公開されている。

 これは核兵器にまつわるさまざま脅威について研究・発表している米NTI(Nuclear Threat Initiative)の手によるもので、最初に発射が確認された1984年から現在に至るまで100回以上もの実験の詳細がインフォグラフィックスにまとめられている。具体的な項目としてはテストの実施年、成功・失敗の種別のほか、ミサイルの型式についてもまとめられており、さらにそれをクリックすると同じ型式のミサイルが過去にいつ発射されているかも知ることができる。これら条件による絞り込みも可能なほか、発射地点も地図上で確認できるので、ニュース報道ではいまいちピンと来ない場合も、どこから飛来しているかひと目で分かるという仕組みだ。さらにこれらのデータをExcelフォーマットでダウンロードすることも可能で、さらに詳細な分析を行うにも適している。ちなみにデータは随時更新とされているが、正確な情報の収集には時間がかかるためか、29日の発射実験の結果は同日現在は掲載されていない。