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イーロン・マスク氏とトランプ大統領の関係決裂後、Xの利用率が上昇したことが判明

 X(旧Twitter)の利用率が、イーロン・マスク氏とトランプ大統領の関係が決裂したのち、上昇していることが明らかになった。

 これはXが6月24日に自ら発表したデータによるもので、マンスリーアクティブユーザー数に対するデイリーアクティブユーザー数の割合(DAU/MAU比率)が、2025年に入ってから最高となる45%を記録。デイリーの利用率は8%上昇しており、ユーザーアクティビティが有意に増加したとしている。イーロン・マスク氏とトランプ大統領の関係が決裂したのが6月上旬だったため、これらの数値の変動に大きな影響を与えている可能性もあるが、X側としてはこうしたトラブルにもかかわらず、Xの事業が好調であることをアピールしたいということのようだ。もっとも、2023年時点のデータではDAU/MAU比率は50%を超えていたとみられ、今回、それが45%を超えたことを「今年最高」と表現している時点で、直前まではDAU/MAU比率が大幅に減少していたとみて間違いなさそうだ。また、他の主要ソーシャルアプリではDAU/MAU比率の平均値は50%をわずかに上回っているとされており、Xは全体的に低調ということになる。好調をアピールするはずが、思わぬ墓穴を掘ってしまった格好だ。