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Xのコミュニティノートに似た「ファクトチェック機能」、MetaがFacebookやInstagramに導入へ

 Metaが、Xのコミュニティノートに似たファクトチェック機能を導入することが明らかになった。

 Metaはかねてより社外のファクトチェッカー団体と提携し、Facebook、Instagram、Threadsの各SNSにおいて誤情報の特定と対処を行っていたが、対応のスピードはお世辞にも速いとは言えず、また、その内容も中立的でないとの批判が数多く寄せられていた。今回導入を決定した機能はXのコミュニティノートにヒントを得たもので、Metaでは、多様な視点を持つ人々が他のユーザーに役立つ情報を提供することについて「目的を達成するためのより良い方法であり、偏見に陥りにくい方法である」と評価。米国を皮切りに、今後数カ月以内に導入することを明かしている。導入予定がかなり先であるにも関わらず先行して発表されたのは、従来のファクトチェックの体制を検閲とみなして激しく非難していたトランプ次期大統領の就任前に、新たな方針を発表することで批判を回避する狙いがあるとみられる。ちなみに同様のコミュニティノート似の機能は、YouTubeもテストを行っていることを明かしている。