自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!
【使いこなし編】第243回
外出先からスマホで自宅NASにアクセス、アイ・オー「LAN DISK」シリーズ対応アプリ「Remote Link 3」を使う
2025年6月26日 06:00
アイ・オー・データ機器のNAS「LAN DISK」シリーズの「HDL1-LA02」を、第237回から活用している。家庭向けモデルの中でも最も廉価で、気軽にスマホのバックアップ用として2TBの容量を活用できる。
前回は、スマートフォンアプリ「Remote Link 3」を使ってHDL1-LA02にアクセスし、ログインするまでの操作を行った。これにより、以後「Remote Link 3」アプリからの操作は、自宅内のWi-Fi接続中だけでなく、外出先のスマホからも可能になっている。今回はこの「Remote Link 3」アプリをもう少し使ってみよう。
スマホからフォルダを作成し、写真をアップロードする
「Remote Link 3」を開き、画面下部のタブで中央の接続機器アイコンを選択すると、前回登録した機器が表示されるはずだ。利用している該当するユーザーのフォルダーをタップして開く。
「Remote Link 3」を開き、画面下部のタブで中央の接続機器アイコンを選択すると、前回登録した機器が表示される。リストの機器をタップする
ユーザーごとに作成した共有フォルダーが表示される。今回操作しているのは、アプリでログイン中の「shun」自身という設定にしているので、該当するユーザーのフォルダーをタップ。
ユーザー名のフォルダーにアクセスできたら、新規に写真保存用のフォルダーを作成してみよう。右上の[選択]をタップし、続けて下部に表示される「+」をタップする。続けて[新規フォルダ]を選ぶとフォルダーを作ることができる。
作成したフォルダーを開き、先と同じように[選択]からメニューを開き、[フォトライブラリから読み込み(Androidでは[ファイルをアップロード])]をタップして写真をアップロードしてみよう。iOSでは、フォトライブラリのアクセスを設定する必要がある。
iOSの場合は、フォトライブラリの特定のアルバムもしくは、[最近の項目]から写真を選択して[完了]をタップするとアップロードされる。Androidでは[ファイルをアップロード]から[画像]などで選ぶ。ファイルのアップロードはけっこう時間がかかる。特に外出先からモバイル回線を使うと時間がかかってしまうので、アップロードはできるだけ自宅(Wi-Fiに接続した状態)で行うようにするといいだろう。
アップロードした写真は、JPEGなら自動でサムネイルが付くが、HEICはサムネイルが付かない。これはiOSのアプリであればちょっと面倒だが、一度ファイルを表示させるとサムネイルが追加されるようになる。ただし、Androidアプリでは、HEICのサムネイルは付かず写真としても認識されない仕様になっている。一度ダウンロードして、ほかのアプリで表示することは可能だ。こちらはJPEGで使うようにした方がいいだろう。
外出先でのモバイル回線に接続した状態のスマートフォンでは、HDL1-LA02にアクセスする方法が「Remote Link 3」しかない。写真のバックアップがより扱いやすくなるよう、今後のバージョンアップを期待したいところだ。自宅Wi-FiのLAN内であれば、ほかのアプリでも活用できるので、次回はそのあたりを見ていこう。
今回の教訓(ポイント)
アイ・オーの「LAN DISK」は「Remote Link 3」を使ってファイル操作ができる
AndroidアプリではHEICのサムネイルが表示できないので注意