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モデル写真をレタッチしたらその旨を記載せよ! フランスで施行された法律が話題に

 レタッチしたモデルの写真を出版物またはウェブに掲載する場合は、必ずその旨を明記しなくてはいけない――そんな法律が10月からフランスで施行され、注目を集めている。

 10月1日に施行されたこの法律は、出版物やウェブにおいてモデルの体型をレタッチした写真を掲載する場合は、その横に「レタッチされた写真(photographie retouchée)」というラベルを貼らなくてはならず、違反すると3万7500€、約500万円の罰金が課せられるというもの。これは非現実的なまでにスリムなレタッチ写真が、若者の間に摂食障害を引き起こす危険があるとの指摘があったことが発端。同国ではすでに今年5月に不健康に痩せたモデルの雇用を禁ずる法律が制定されており、今回の法律はそれに続くものとなる。すでに写真素材の販売を手掛けるGetty Imagesでは該当する写真の掲載そのものを取りやめる方針を発表しており、影響は今後さらに広まりそうだ。ちなみに対象となっているのは主に体型で、髪の色や鼻の形状、肌や傷のレタッチを行うことは問題ないとされている。