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青空文庫、TPPによる著作権保護期間延長についてコメント

 TPPの知財交渉において、著作権の保護期間がこれまでの50年から70年に延長される可能性が報じられている。まだ確定していないとはいえ、かなり確率が高いとの報道から、ピリピリとした空気が張り詰めている状況だ。そんな中、青空文庫がこの問題について、今後ブログなどで積極的に意見を述べていきたいとする声明を発表して注目を集めていた。単に保護期間が20年延びるという以外にも、すでに公開済みの作品に遡及適用される可能性はあるのか、また戦時加算も行うのかなど、複数の論点を挙げて問題提起を行っている。それぞれについて賛成か反対かはさておき、まずは各方面でなされている主張に目を通しておくと、問題の理解に役立ちそうだ。

◇TPPによる著作権保護期間延長の危機に際して(青空文庫のお知らせブログ「そらもよう」)
http://www.aozora.gr.jp/soramoyou/soramoyouindex.html
◇電子の本が燃やされるとき(aozorablog)
http://www.aozora.gr.jp/aozorablog/?p=2737
◇著作権保護、戦勝国は10年長く 「戦時加算」米に撤廃要求 TPP交渉(朝日新聞デジタル)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11139802.html
◇TPP「知財」合意へ前進 著作権保護期間、70年に統一で調整(SankeiBiz)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140514/mca1405140500002-n1.htm
◇著作権「死後50年」は本当に短すぎるか? 10分でわかる正念場の保護期間問題(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20130618_603718.html

(tks24)