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「電子書籍元年」も終焉か、各ストアの配信数を調べるブログが今月を持って終了

 かつて電子書籍ストアといえば、どれだけの冊数を配信しているのか、その数によってのみ評価される傾向が強かった。最近ではある出版社によって発行された電子書籍はどのストアにもほぼ同じタイミングで並ぶようになり、この評価軸は意味を持たなくなりつつあるわけだが、そんな中、Kindleが日本に上陸した2012年から各ストアの配信数を月1回ペースで調査してきたブログが、今月分を持ってこの調査を打ち切ることになった。もともとは一部ストアが楽譜やWikipediaをコンテンツとして配信していた時期に、水増しコンテンツの数などをチェックする目的で始まったこの調査、今回の終了について「(こういった調査に意義があった)電子書籍黎明期の終わり」であることを理由として挙げている。業界の内外を問わず、これまでデータが重宝していたという人も多そうだが、今回の最終回では過去3年分の配信数および出版社別の構成比の変化などもまとめられているので、これまでの状況を俯瞰する意味でも要チェックだ。

◇【最終回】電子書籍 各ストア 出版社別 冊数調査(2016/01/04)(つれづれ調査記)
http://idlingsearch.blogspot.jp/2016/01/20160104.html

(tks24)