やじうまWatch

●旧字体で完全再現された、老人2ちゃんねらーの「2ゲット」コピペ

　2ちゃんねるでたまに見かける、「四十年勤め上げた會社を退職し早二十年～」の書き出しで始まるコピペがある。余生を2ちゃんねるで過ごす老人という設定のもと「大學生の孫に（中略）勸められた弐チヤンネル」や「今日もデスプレヱに向かう。それでは、弐ゲツト。」など、回りくどい2ゲットの様子を旧仮名遣いで記した一編だ。もっとも専門家から見ると仮名遣いや字体にツッコミどころも多いようで、今回この文章を真剣に校正する人々が現れた。最終的に完成したのは、総ルビが付けられ、ウェブでは表現できない字体を再現するために画像化されたリニューアル版の「それでは、貳ゲツト。」。再現性を高めるためにコピペ不可能な仕様になってしまっているその無駄さは、見る者の涙を禁じ得ない。

◇それでは、弐ゲツト。（２のまとめＲ）
http://2r.ldblog.jp/archives/5808969.html

●米沢記念図書館、マンガなどに「一定程度の知識を持つ」スタッフを募集中

　明治大学が管理する「米沢嘉博記念図書館」は、故・米沢嘉博氏が収集したマンガを中心としたマンガとサブカルチャーの専門図書館だ。この米沢嘉博記念図書館が、先週末からスタッフを募集しているのだが、その内容のコアさがネットで話題となっている。募集要項には「マンガ、アニメ、ゲーム、およびそれらの同人文化について一定程度の知識を有する方」とあり、さらに具体的な取り組みとして「目録作り一つ取っても、一般誌と成年誌と同人誌で筆名を変えているマンガ家の作品群にどう横串を刺すのかとか、奥付も誌名もない同人誌をどう入力するのかとか」といった問題を解決できる人材を望んでいるのだとか。ネットではかなりの反響があるものの「本気でこれに応募してくるような人とは勝負にもならんだろうな」などと若干及び腰の書き込みも多い。果たしてこのスタッフ公募、採用側の意図する人材が集まるのだろうか。

◇マンガ専門図書館：米沢記念図書館のスタッフ公募について（Togetter）
http://togetter.com/li/182268
◇米沢嘉博記念図書館
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/