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「総務省の気持ちはわかります」……自前で技適を取得する方法が興味深いと評判

 海外の電波を発する製品を日本国内で使用する際に必要となるのが「技適マーク」こと、技術基準適合証明のマーク。最近では、訪日外国人に限って技適を通過していない端末の利用を許可するという話題もあるなど、一般ニュースで耳にする機会も増えている。この技適を取得する方法について、このたびCerevoのブログで体験がまとめられて評判になっている。海外製の安価なBluetooth機器を例に、技適の取得には何が必要かといった話題に始まり、書類の具体的な作成方法、製品選びのコツなど、実際に取得に関わった人しか分からないコツがまとめられている。面白いのが、これらのプロセスをひととおり経験したことによって「自分たちが利用する製品が本当に安全なのかとか、他の機器に迷惑をかけずにユーザーに心配なく使ってもらうための仕組みのひとつとわかり、『総務省の気持ちはわかります』くらいまで近くなった感じはありました」と、制度に一定の理解を示していること。最近では技適不要論も根強いが、そうした意味でも一読しておきたいエントリだ。

◇自前で技適を取得し、中華の安価なBLEモジュールを使って製品を作る方法(Cerevo TechBlog)
http://tech-blog.cerevo.com/archives/725/
◇電波の利用ルール(総務省 電波利用ホームページ)
http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/monitoring/summary/qa/

(tks24)