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電子ブックリーダーだけじゃない、E Inkを利用した書き替え自在な道路標識が登場

 E Inkといえば、Amazonの電子ブックリーダーKindleなどで使われている電子ペーパー。視野角の広さと消費電力の少なさが特徴で、最近ではソニーのFES Watchなど一部のスマートウォッチに採用されたりと、活躍の場を広げつつある。このたびそのE Inkが、道路標識に採用されることが決定したとのニュースが話題になっている。日本国内ではなくオーストラリアでの話だが、ソーラーパネルで駆動し、3G通信によって表示内容が自動的に書き換わるようプログラムされているのだとか。LEDを使って速度やレーンなどを切り替える標識は存在するが、E Inkであれば見やすいことに加え、万一電源がオフになっても表示が維持されることから、標識にはぴったりというわけだ。写真を見る限りモノクロ表示だが、将来的にはカラーE Inkに置き換わり、さらに広まっていく可能性もありそうだ。

◇World's first E Ink traffic signs installed in Australia(E-Ink-Info)
http://www.e-ink-info.com/worlds-first-e-ink-traffic-signs-installed-australia

(tks24)