■昭文社、「まっぷる お花見地図-β版-」を公開
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「まっぷる お花見地図-β番-」トップページ
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お花見スポットの詳細情報
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旅行情報サイト「まっぷるnet」を運営する昭文社が、桜の開花状況がわかる地図サイト「まっぷる お花見地図-β番-」を公開した。同サイトは全国の地図上に桜のアイコンを配置して開花状況がわかるようにしたもので、アイコンの色でどれくらいの咲き具合かを確認することが可能だ。アイコンは「まだつぼみ」「咲き始め」「今が見頃」「散り始め」「もう終わり」「(情報なし)」と6種類が用意されており、マウスのドラッグによるスクロールが可能な地図を使って、全国の桜の開花状況を一覧できる。
左メニューの「お花見スポット一覧」を見ると、各アイコンが都道府県ごとにリスト化されており、公園や寺社の名からもスポットを探せる。こちらのリストにも開花状況を示すアイコンが付けられているので、どのスポットがどの程度開花しているのかが一目でわかる。
アイコンの上にマウスのポインタを重ねると、スポット名がポップアップ表示されて、そのままクリックすると詳細情報が表示される。この詳細情報は、同サイトの特集企画「お花見特集2007」のコンテンツで、情報量はかなり豊富だ。「大小あわせて約550本ものソメイヨシノがあり、水面に映る『おぼろの桜花』が目を楽しませてくれる」といったふうに、どのような桜が植えられていて、例年いつ頃咲くのかも紹介している。また、昨年どれくらいの人が訪れたのかという細かい数字データが載っているのも便利だ。関連イベントについての情報も紹介されていて、「甘酒が無料でふるまわれる」といったお得な情報も掲載されている。ライトアップの時間帯やトイレの数、「ゴミは持ち帰り」「直火禁止」などといった注意事項も書いてあるので、大勢で集まって花見をするときは参考になるだろう。
また、お花見スポットの周辺情報へのリンクも用意されている。注目スポットやグルメ情報、おみやげ情報、ドライブルートの紹介、そのエリアで撮影された写真など、まっぷるnetが誇る豊富な旅行情報が見られる。開花状況をチェックできるだけでなく、花見スポットの詳しい情報を調べたり、その周辺エリアの情報までをも調べられるこのサイトを利用して、今年は一味違った花見を楽しんでみてはいかがだろうか。
■URL
まっぷる お花見地図-β版-
http://map.mapple.net/hanami/
■NTT番号情報の「iタウンページ」が機能強化
電話番号検索サイトの定番「iタウンページ」を提供しているNTT番号情報が、「スクロール地図で探す(β版)」の機能を強化した。同サービスは2006年12月に開始した地図コンテンツで、マウスのドラッグによるスクロール移動が可能な地図の上に、検索した店や会社情報を掲載している。地図のスクロールに合わせて右側に表示された検索結果のリストが次々に更新されていくので、エリアごとに検索し直す必要がない。また、好みの業種を選んでワンクリックで検索できる機能や、エリアや業種のお気に入りを登録できる機能なども搭載している。
今回新たに追加されたのは、全国約15万件の「おすすめ情報」を地図上に表示する機能だ。スクロール地図のトップページにアクセスしたら、日本地図の中から好きなエリアを選んでクリックしてみよう。メイン画面に表示された地図の上には、多くのアイコンが並んでいる。アイコンは、おすすめの会社を示した「i」と、美容院やエステサロンの情報を集めた「美」、グルメ情報の「食」、ホテルや旅館などを示した「宿」、病院や歯科を集めた「医」の5種類。右側のメニューの中から「おすすめ設定」を選ぶと、どのアイコンを表示するかを選択できる。また、アイコンの表示件数も調節可能だ。40~120の範囲で設定可能なので、もしアイコンが多すぎて地図が見づらい場合はここで件数を変更しよう。
各アイコンをクリックすると、ウィンドウがポップアップして詳細情報が表示される。表示内容は店名(会社名)や電話番号、業種に加えて、店や会社による一言コメントが載っている。「他にはないオーダーメイドを承ります」とか、「一度ご来店ください!」といったアピール文句が書かれており、読んでいて楽しい。特に「おすすめ情報」では広告会社やギフトショップ、問屋、洋品店など幅広い業種を扱っている。アイコンのクリックを重ねていくうちに、次はどんな会社が登場するのかきっと楽しみになってくるはずだ。もしポップアップで表示された店に興味を持ったら、さらにクリックするとその店の紹介ページが表示される。家や会社の近くの地図を見ながら「おすすめ情報」をチェックすれば、今まで気付かなかったような店を発見できるかもしれない。
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「スクロール地図で探す(β版)」トップページ
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メイン画面
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■URL
スクロール地図で探す(β版)
http://lbs.mapion.co.jp/itp-map/
■関連記事
・ 地図を動かしながら検索できる「iタウンページ スクロール地図で探す」(2006/12/14)
■「ALPSLAB route」に平均斜度を測定できる機能が追加
地図上のルートを共有できるサービス「ALPSLAB route」に、新機能が追加された。新たに追加されたのは「平均斜度測定機能」で、これを使うとルート上の指定した区間の平均斜度を測定できる。
ALPSLAB routeでは地図ルートを作成・投稿できるサービスを提供しており、ジョギングコースやドライブルート、登山ルートなどを共有するのに便利だ。トップページにアクセスすると、投稿されたルートの画像が新着順に掲載されているので、興味のあるルートを1つ選んでみよう。クリックするとルートの情報や投稿者のコメントなどが掲載された詳細画面が表示される。さらにタイトルの下の「写真と標高グラフを表示」をクリックすると、詳細地図とともに地表の断面図が載った標高グラフが表示される。
平均斜度の測定は、この標高グラフを使って行なう。標高グラフの中で適当な地点をクリックして、そのまま横にドラッグすると、ドラッグした部分が赤くなり、選択した範囲の距離差と高度差、平均斜度がポップアップ表示される。なお、標高グラフの中をドラッグすると、それに連動して地図上の矢印も動くようになっており、位置を確認するときに便利だ。登山やジョギング、サイクリングなどの場合、ルート上の勾配はかなり気になるものだが、この機能を使えば簡単に斜度を測れる。標高グラフには始点からの距離と高度も表示されているので、これらのデータを組み合わせれば、どのようなルートなのかを机上でイメージできるはずだ。
もし斜度を測定したいルートが投稿されていない場合は、自ら投稿するのも手だ。上部メニューの中から「ルートを作成」を選ぶと、作成画面が表示される。「道に沿って結ぶ」にチェックを入れた上で、始点と経由点、終点を指定すれば、すぐに道に沿ったルートが完成する。あとは「ルートを投稿」ボタンを押してタイトルやコメントを入力すればOKだ。自分の好きなルートをどんどん投稿して、オリジナルルートの斜度を測定してみよう。
このほか、ルート上の地点情報の写真をクリックすると写真が拡大表示される機能や、テキストをクリックするとテキストが全文表示される機能も追加された。新機能が加わってますます使い勝手がよくなったALPSLAB route、今後のさらなる進化に期待しよう。
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「ALPSLAB route」トップページ
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標高グラフ
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■URL
ALPSLAB route
http://route.alpslab.jp/
■関連記事
・ アルプス社、ルート地図を作成・公開できる「ALPSLAB route」 (2006/11/01)
(2007/03/22)
碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
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