■「スカイライン」生誕50周年記念イベント開催
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「日本一のドライブロードを探せ!」告知ページ
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「ワイワイマップ」(ベータ版)
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日本が誇る名車、日産「スカイライン」。この車名は「建物や山と空を分ける輪郭線」という意味に由来するそうだが、実は英語の「skyline」にはもう1つ意味がある。「山の中を走るドライブコース」という意味だ。まさにGTカーの代表としてふさわしい名前と言えるが、そんなスカイラインにぴったりのイベントが始まった。日産自動車とぴあ、ヤフーの3社の共同企画である「クルマでしか出会えない美景を求めて『日本一のドライブロードを探せ!』」だ。
同企画はスカイラインの50周年記念イベントとして開催された。「Yahoo!地図情報」の「ワイワイマップ」(ベータ版)を利用してユーザーから投稿を募り、「運転して気持ちよい道」や「また行きたい場所」などの情報をユーザーで共有するという企画だ。さらに、投稿された情報を厳選して編集したムック本も発売する予定だという。
投稿の仕方は簡単だ。まず、イベントのトップページから「今すぐ投稿」をクリックして投稿画面にアクセスする。地図の右上にある「このマップに参加する」をクリックして、Yahoo! JAPAN IDを入力して参加登録しよう。登録を終えたら、地図上の投稿したいスポットで右クリックするか、地図の上にある「スポット情報を投稿」をクリックする。スポット情報の投稿フォームが表示されるので、ここでスポット名と説明文を入力する。あとは「投稿する」をクリックすれば完了だ。ちなみに「投稿する」ボタンの横にある「さらに詳細を投稿する」をクリックすると、詳細投稿画面が表示される。ここではスポット名や説明文のほかに、画像や関連サイトのURLを貼り付けたり、ピンアイコンを変えたり、場所を微調整したりもできる。
地図上にはほかのユーザーが投稿した情報がピンアイコンとして表示される。峠道や林道、観光道路、温泉やキャンプ場など、さまざまな情報が投稿されているので、自分のお気に入りのエリアをチェックしてみよう。もしかしたら思わぬ情報に出会えるかもしれない。自分が投稿した情報がムック本に掲載される可能性もあるこの企画、とっておきのドライブ情報を持っている人はぜひ参加してみてほしい。
■URL
クルマでしか出会えない美景を求めて「日本一のドライブロードを探せ!」
http://promotion.yahoo.co.jp/skyline/
■予測地図をチェックして大規模地震に備えよう
能登半島地震が起きて間もないが、このような大規模地震災害に備えるためにも、私たちは平時から地震に対しての心構えをしておくべきだろう。そこでチェックしておきたいのが、Webサイト上で公開されている地震の予測地図だ。というわけで今回は地震関連の予測地図を掲載しているサイトを紹介しよう。
まずはじめは、政府の「地震調査研究推進本部」のサイト。ここでは「全国を概観した地震動予測地図」を公開している。トップページのリンクから、同地図のポスターをPDFにしたファイルが見られるのでダウンロードしてみよう。この地図は、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した「確率論的地震震動予測地図」と、断層帯や海溝域ごとの地震発生の可能性を示した「震源断層を特定した地震動予測地図」の2種類の予測地図をまとめたものだ。さまざまな地域の地震発生の確率を数字で表わしているので、専門家でなくてもわかりやすい。
また、同地図はPDFファイルとして提供されているほかに、「地震ハザードステーション」として専用サイトも用意されている。こちらでは30年以内の予測だけでなく、50年以内に地震が発生する確率も調べられる。確率ごとに地図を色分け表示することも可能なので、より詳細な地震予測地図が得られる。また、地図の拡大率や道路の表示、ハザードカーブ表示地点、活断層などを地図上に表示できるし、専門用語の解説もされているので、地震用語を知らなくても安心だ。同サイトではこのほかに、毎月の地震活動に対する評価や長期評価、強震動評価などさまざまなデータも公開されている。
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「地震調査研究推進本部」トップページ
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「地震ハザードステーション」
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もう1つ紹介するのは、「内閣府防災情報のページ」。同サイトは地震だけでなく台風や水害など防災全般を扱うサイトだが、その一環として「表層地盤のゆれやすさ全国マップ」を公開している。地震のゆれの強さは、マグニチュードと震源からの距離が同じでも、表層地盤のゆれやすさによって大きく異なってくる。たとえば関東平野や大阪平野などはやわらかい地盤で覆われているために、その分ゆれが大きくなるのだ。
この地図では、そんな表層地盤に着目してゆれやすさをメッシュデータで色分けしており、どんな地域がゆれやすいのかが一目でわかるようになっている。ほかにも、地震被害想定支援マニュアルや建築物の耐震化の促進に関する資料などが掲載されているので、一通り目を通しておくといいだろう。
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「内閣府防災情報のページ」トップページ
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「表層地盤のゆれやすさ全国マップ」
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■URL
地震調査研究推進本部
http://www.jishin.go.jp/
地震ハザードステーション
http://www.j-shis.bosai.go.jp/
内閣府防災情報のページ
http://www.bousai.go.jp/
■全国の地価の変動をチェック
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「日本住宅流通」トップページ
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「日本全国地価変動マップ」
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先日発表された全国の公示地価によると、全国平均が16年ぶりにプラスに転じたという。土地の価格というのは景気と密接な関係があるので、ビジネスマンとしてはどのエリアの地価がどれくらいの水準なのかということを知っておくに超したことはない。そんな地価をチェックするのに便利なサイトが登場した。日本住宅流通が運営する「日本全国地価変動マップ」だ。
実は同社は以前から、不動産情報を地図上で調べられる「不動産まる見えマップ」を提供していたが、同サービスでも公示地価の情報を確認することは可能だった。今回公開されたサービスは地価の変動に特化した地図で、全国の公示地価と都道府県地価調査のデータの中で前年と同じ地点を選び、その変動率をメッシュデータの色で表している。
使い方は、地図の上部にある「表示年度を選択」のプルダウンメニューの中から表示年度を選択する。メニューの種別には「標準地」と「基準地」の2種類があるが、これらはそれぞれ「公示地価」と「都道府県地価調査」の価格を表わしていて、たとえば「2007標準」であれば「2007年の公示地価」を意味する。
プルダウンメニューを選ぶと地図上にメッシュデータが表示される。10%以上上昇しているエリアは赤で、上昇率が減るに従って黄、緑と変化して、マイナスになっているエリアは青で表示される。
また、右メニューのタブから「拡大地図」をクリックすると、メイン画面のカーソルが示しているエリアの拡大地図が表示される。ここにはアイコンがマッピングされており、それぞれのアイコンをクリックすると住所と価格が表示される。さらにポップアップメニューの中の「詳細」をクリックすると、そのエリアの利用状況や建ぺい率、容積率などの細かいデータが見られる。価格推移のグラフも表示されるので、特定のエリアの変動価格を調べたいときには便利だ。なお、地図上のアイコンには赤と青の2種類あり、上昇している部分は赤で、下落している部分は青のアイコンが使われている。
このマップを見ていると、地価が上昇しているのは主に大都市の周辺で、地方では地価が下落しているところもあることがよくわかる。地価変動の状況が一目でチェックできるこのサービス、ビジネスの資料としても使えるのでブックマークに入れておいて損はない。
■URL
日本住宅流通
http://www.jyutaku.co.jp/
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碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
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