■電子チラシサイト「Shufoo!」で地図検索が可能に
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エリア検索
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電車 DE しゅふー!
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凸版印刷は、地図サイト「Mapion」と提携して、同社が運営する電子チラシサイト「Shufoo!」に地図検索機能を追加した。従来は電子チラシの検索方法が郵便番号だけだったのが、今後は地図上からも検索可能になる。
トップページの「エリア検索を開く」をクリックすると、エリア検索画面が表示される。電子チラシを探したい地域を選択していくと、Mapionの地図画面が表示される。地図上には「食品」「日用品・生活雑貨」「医療・ドラッグストア」「百貨店」など、さまざまな店のアイコンが並んでいる。
興味のあるアイコンにマウスオーバーすると、ウィンドウがポップアップしてチラシ情報やお買い得情報が表示される。ここで店名をクリックすると、別ウィンドウが立ち上がって電子チラシが表示される。地図画面の左側にはカテゴリリストがあり、特定のカテゴリだけを絞り込んで表示することも可能だ。この地図検索には、郵便番号による検索に比べて、地図上でさまざまなチラシをウィンドウショッピングのように見て回れる楽しさがある。
また、同社は電車に乗っているような感覚で広告を見られる新サイト「電車 DE しゅふー!」も公開した。Webサイト上に駅や電車を再現して、車内の中吊り広告を見て回れるようになっており、さまざまな広告が見られるほか、気になった商品を購入することも可能だ。
コーナーは「中吊りShufoo!」と「駅マエShufoo!」の2つがある。中吊りShufoo!は駅ホームの看板広告を見られる「ホーム編」と、車内を移動しながら中吊り広告を見られる「車内編」、全国各地の駅弁情報や土産情報を見られる「売店編」の3つのシーンが用意されている。スタート画面の左下の「出発駅を指定する」をクリックして実際の駅名を指定すると、その駅のシーンが表示される。現在公開されているのはJR山手線の各駅だ。
一方、駅マエShufoo!では、バス乗り場や時刻表などを見られる「駅周辺マップ」や、駅構内の施設情報がわかる「駅構内マップ」などを掲載予定だ。また、駅周辺情報をショッピングモールに見立てた「Shufoo! DE Mall」や、ユーザー参加型の駅前情報データベース「Shufoo! 探検隊」なども提供予定となっている。いずれは前述したMapionの地図上の駅から「電車 DE しゅふー!」に誘導を図ることも予定されているので、今後の進化に期待しよう。
■URL
Shufoo!
http://www.shufoo.net/
■小諸市の映像を200本以上収録した地図情報サイト
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こもナビ
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みんなでつくろう ごきんじょマップ
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小諸商工会議所と小諸市観光協会、コミュニティテレビこもろ、関西マルチメディアサービス、アットネットホームの5社・団体は、地図情報サイト「こもナビ」を公開した。長野県小諸市の観光やグルメ、商店街などの情報を提供するためのサイトで、200本以上もの動画や静止画を見られる。
地図にはGoogle Maps APIを使用しており、地図上にはカテゴリごとにさまざまなアイコンが並んでいる。用意されているカテゴリは、「ショッピング」「グルメ」「観光・娯楽」などに加えて、「病院・医療」「暮らし」「公共・行政」など生活にかかわるものや、「建設・不動産」「製造・機械・自動車」などビジネスに関する情報もある。
たとえば「おすすめスポット」のコーナーでは、「小諸眺望百選」と題した絶景ポイントのリストを見られる。山の頂上や展望台など、さまざまなスポットが紹介されているので、興味あるスポットが見つかったらクリックしてみよう。関西マルチメディアサービスが運営する「みんなでつくろう ごきんじょマップ」というサイトが表示される。
ここではスポットの住所やアクセス方法、営業時間、定休日などの基本情報に加えて、ユーザーからの採点を集めた「おすすめ度数」も調べられる。また、「みんなのオススメシチュエーション」というコーナーもあり、「カップルで」「友人・同僚と」「一人で」など、どんなシチュエーションで使うといいのか参考になる。さらに、各スポット情報に対してクチコミ情報を投稿することも可能で、これを読むと実際にスポットを訪れた人の感想も読める。
静止画の閲覧も可能だ。小諸の風光明媚な景色が豊富に用意されているので、見ていてとても楽しめる。動画もかなりの数が用意されていて、ゴルフ場や青果流通センター、レストランや食堂、介護施設、郵便局、信用組合、ガス会社など、さまざまな業種の紹介動画が収録されている。
ページ右にはピックアップ情報やイベント情報の紹介コーナーも用意されており、ここを見れば祭りなどの日程もわかる。観光情報だけでなく小諸で生活する人に役立つ情報も載っているこのサイトを参考に、小諸を散策してみてはいかがだろうか。
■URL
こもナビ
http://komonavi.jp/
■エリアごとのインフルエンザ流行状況がわかる地図
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MLインフルエンザ流行前線情報DB
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都道府県ごとの報告地図
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今年はインフルエンザの流行が例年より大幅に早まっているという。インフルエンザを予防するには、予防接種を受けるだけでは万全でない。手洗いやうがいなどを念入りにしたり、人混みを避けたりと、日常生活の中で気を付けることが最も重要だ。そのような努力を怠らないためにも、自分が生活しているエリアで、今どれくらいインフルエンザが流行しているのかを常にチェックしておくことが大切だ。
そこでオススメなのが「MLインフルエンザ流行前線情報DB」というサイト。このサイトでは、全国の有志の医師からインフルエンザの診断状況の報告を募集して、その集計結果を日本地図上にデータベースとして公開している。日本全国だけではなく、都道府県ごとや市町村ごとのデータもわかるので、どのエリアでどれくらいインフルエンザが流行しているのかがすぐにわかる。
トップページの日本地図には、都道府県ごとの有志医師1人あたりの報告件数が掲載されている。このデータは、報告件数を、報告してきた医師の数で割った数値で、これとは別に総報告件数を示す地図も用意されている。また、上部には「○○件が診断され、△△件の陽性例がありました」と全国の診断件数が掲載されている。件数が多い都道府県には色が付いているので、流行している地域がどのあたりかが一目でわかる。
都道府県名をクリックすると、今度は各都道府県の拡大地図が表示される。これも報告件数ごとに色分けされており、どの地域で発生しているのかがすぐにわかる。このほか、各都道府県の報告数の推移グラフや、インフルエンザのタイプ別の推移グラフも用意されている。
なお、トップページの上部で集計期間を指定すると、過去のデータを振り返ることもできる。どの週から爆発的に流行したのかを調べる場合は便利だ。このほか、過去のデータとの比較を示したグラフや、インフルエンザ症例の男女比、年齢分布、処方されている薬剤、ワクチン接種と罹患タイプ、年齢ごとの予防接種率、年齢ごとに処方されている各薬剤など、さまざまな分析データも掲載されている。特に薬剤ではタミフルが議論を呼んでいるので、このようなデータをチェックしておいて損はないだろう。このサイトを生かして、インフルエンザの予防に役立てていただきたい。
■URL
MLインフルエンザ流行前線情報DB
http://ml-flu.children.jp/
(2007/11/22)
碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
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