■街ログで「この街に住みたい!」レポート
|
街ログ「この街に住みたい!」
|
ソネット・カドカワ・リンクは、同社が運営するタウン情報サイト「街ログ」にて新コンテンツを公開した。同サイトは全国のグルメやショッピング、レジャー、宿泊施設などを地図上で投稿・閲覧できるサイトで、写真や動画など豊富なブロードバンドコンテンツが掲載されている。
今回公開されたのは、都内近郊で人気のある街をレポートする「この街に住みたい!」と、編集部が選んだスポットを紹介する「街ログ編集部おすすめスポット」の2つ。
「この街に住みたい」では第1回として「高田馬場」を取り上げている。住所や交通、主な施設や大学などの基本情報を紹介した上で、さらに高田馬場がどんな街かをダイジェストで紹介。続いて「イチオシスポット!」としてレストランやビリヤード場などのプレイスポットを取り上げている。特ににグルメ情報は充実していて、スペイン料理やミャンマーのエスニック料理、お好み焼きやもんじゃ焼きなど幅広いジャンルの店の情報を収録している。
それぞれのコーナーには「動画を見る」と「地図を見る」の2つのボタンが用意されており、「地図を見る」をクリックすると別ウィンドウが立ち上がって地図上にスポット情報が表示される。使用しているのはGoogle Mapsで、このサイトならではのユニークな機能として「ツナガリンク」が使える。
ツナガリンクは、ある特定のテーマに沿って複数のスポットをリンクさせる機能で、地図上では関連のあるスポットが赤い線で結ばれて表示される。例えばここでは「この街に住みたい!」のツナガリンクとして、高田馬場特集で取り上げられている店同士が線で結ばれている。なお、スポットやツナガリンクには登録時に掲示板を用意するかどうかを指定可能で、ユーザー同士でコミュニケーションを図れるようになっている。
「街ログ編集部おすすめスポット」の方は、編集部が選んだ全国のスポット情報が見られるコンテンツだ。収録数は47都道府県1,500スポットと膨大な量で、全国66の街の情報を扱っている。紹介されている店にはどれも動画が用意されているので、まさにテレビの街歩き情報番組をオンデマンドで見ているような感覚で楽しめる。とにかく情報量の多いタウン情報サイトとして要注目だ。
■URL
街ログ
http://machi-log.jp/
■関連記事
・関連スポットを地図上で結ぶ「街ログ」ベータ版公開(2007/10/02)
■ひと味違った京都の情報を探せる「知っといやすか 京都」
|
知っといやすか 京都
|
|
地図画面
|
石田大成社は、同社が運営するECサイト「京の逸品 老舗モール」にて、地図コンテンツ「知っといやすか 京都」を公開した。「京の逸品 老舗モール」は、京都の老舗の店が集まるショッピングモールで、伝統的な逸品を数多く扱っている。
今回公開された「知っといやすか 京都」は、「京の逸品 老舗モール」のスタッフが今まで書いてきたブログを地図上で閲覧可能にしたコンテンツだ。トップページにアクセスすると京都全体の概略図が表示されるので、興味のある区をクリックしてみよう。Google Mapsを使った地図が表示されて、地図上にはアイコンが表示される。
アイコンの種類は、穴場のアミューズメント施設や美術館を紹介する「京のおでかけ」、京の謎解き話を紹介する「京のよもやま話」、写真とともに四季の景色を紹介する「京の風景」、祇園祭から小さな行事までを紹介する「京の歳時記」、老舗の店のレポートなどをまとめた「京の老舗」など、計10種類が用意されている。各アイコンは巻物や人力車、のれん、扇子など京をイメージさせるデザインとなっていて、見ていて楽しい。
アイコンをクリックすると、ウィンドウがポップアップして本文が表示される。ブログにはどれも写真が何枚か掲載されており、京都の街並みや寺社仏閣の様子、美しい自然などさまざまな見どころを楽しめる。中には京都を知り尽くしているスタッフが書いたとっておきの情報も掲載されており、観光情報としても役立つ。
例えば、あるスタッフの場合は、毎年元旦の日に石造りの鳥居の神社のみ、7つの神社を回る風習が家にあるということで、神社を巡り歩いたレポートを掲載している。一般の観光ガイドには載っていないような地味な神社も紹介されていて、観光客で賑わう京都のイメージとは違った一面が見られるだろう。また、地元の人しか知らないようなチーズケーキや、話題の銘菓の試食レポートなどグルメ情報も豊富だ。
石田大成社は同コンテンツを作った狙いとして、京都のガイドブックではいつも同じ観光地、同じ店に偏りがちなので、そのような情報誌に載っているものだけではなく、別の角度からの視点で京都を楽しんでもらえる地図を目指したとのこと。メジャースポットばかりを扱った京都本に飽きた人は、このサイトでひと味違った情報を探してみてはいかがだろうか?
■URL
知っといやすか京都
http://www.shinise.ne.jp/map/
■松本市のロケ地情報を集めたサイト
|
観光情報プラットフォーム・松本ロケーションガイド
|
松本市は、観光情報サイト「観光情報プラットフォーム・松本ロケーションガイド」を公開した。「観光情報プラットフォーム」とは、既存のWebサイトに掲載されている観光地や飲食店、宿泊施設などの情報を動的に収集してユーザーに提供するためのサイトで、NTTデータおよびNTTデータ信越によって構築された。
コンテンツの第1弾として今回公開されたのは、松本市内のロケ地情報を提供する「松本ロケーションガイド」。市内での映画やテレビ番組制作のロケーションを円滑に行なうために設置された、市の「ロケ支援担当」の活動の一環として提供されている。
トップページにアクセスしたら、まずは「ロケ支援作品」のコーナーを見てみよう。ここでは過去にロケ地として使われた作品を調べられる。キーワード、公開年、カテゴリ、地域と検索方法は4種類が用意されているので、この中からいろいろと作品を調べてみよう。
例えば、公開年検索で2008年の公開作品を検索すると、白馬エリアを舞台にしたスキー映画として話題となった「銀色のシーズン」など、計3作品がヒットする。検索結果の下には地図が表示されて、地図上にはロケ地を意味するカメラの形をしたアイコンが配置されている。使用している地図はGoogle Maps。アイコンをクリックするとロケ地のスポット名称へのリンクが示されるので、そこからさらに「ロケ情報検索」をクリックすると、該当する作品が地図上にリスト表示される。
地図を表示させた状態で、上部の「見どころ」「飲食店」「宿」「便利」といったアイコンをクリックすると、該当するアイコンが地図上に表示される。ここに収録されている飲食店や宿泊施設の情報は、gooの地域情報を利用したものだ。
このほか、「ロケーションギャラリー」というコーナーでは、ロケーションに使える松本市内のスポットをカテゴリ別に収録している。カテゴリは「名跡・名所」「公共施設・ホール」「山・川・池・湖」「神社・仏閣」など計12種類。各カテゴリにつき、施設や風景の写真が見られるようになっている。
これらのロケーション情報はメディア向けのものだが、飲食店や宿泊施設の情報と併せて、観光情報としても役立つコンテンツとなっている。松本市を訪れる機会のある人は、見ておいて損はないサイトだ。
■URL
観光情報プラットフォーム・松本ロケーションガイド
http://lsweb.city.matsumoto.nagano.jp/location/
(2008/04/10)
碓氷 貫(うすい とおる)
地図に関することならインターネットの地図サイトから紙メディア、カーナビ、ハンディGPS、地球儀まで、どんなジャンルにも首を突っ込む無類の地図好きライター。地図とコンパスとGPSを片手に街や山を徘徊する日々を送る一方で、地図関連の最新情報の収集にも余念がない。
|
- ページの先頭へ-
|
|
|
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|